「常夏のハワイ」にも、クリスマスシーズン到来です!12月に入っても日中は25~26℃と、水着でビーチ遊びを楽しめてしまう暖かなホノルルでは、街が「冬」や「クリスマス」を視覚から感じさせてくれています。ワイキキにあるモールでは、ハロウィンの前日からクリスマスの飾りつけを始めたり、11月中旬には、多くのホテルが、それぞれのコンセプトに合わせてクリスマスツリーを完成させるなど、クリスマスの日に向けて早々に準備が始まります。そんな華やかに飾られた街を歩くのも楽しい12月のホノルルでは、クリスマスシーズンのメインイベントが開催されます。それが、毎年12月第1土曜日に行われている「ホノルル・シティ・ライツ」です。
1987年に本格的に始まった「ホノルル・シティ・ライツ」。ダウンタウンにあるホノルル市庁舎前に大きなクリスマスツリーが飾られたことをきっかけに、ライトで彩られた回廊が造られたり、巨大なクリスマスディスプレイが飾られたりと次第に規模が大きくなり、1989年には、ついに巨大な「シャカ・サンタ」が登場!
高さ約6.4m、重さ2トンにもなるシャカ・サンタは、軽い挨拶や、写真を撮る時のポーズで人々が見せる「シャカ」サインを高く掲げ、暑いのでコートの前ボタンをはずし、ブーツを脱いで水に足をつけているというスタイル。ハワイでしか見られないサンタの姿に、写真を撮る人々の顔も、自然に笑顔になります。サンタの横に座るのは奥さんのメレ。メレはハワイ語で歌という意味ですが、メリークリスマスの「メリー」にあたる言葉でもあります。(「メリークリスマス」をハワイ語では「メレカリキマカ」といいます。)
また、市庁舎の横には大きな広場があり、そこに展示される数々のクリスマスディスプレイを見たり、共に写真を撮るのも楽しいですよ。
スノーマンがサーフボードを持っているというのも、ハワイならではですね!点灯式の日は、この広場周辺に屋台やお店が並び、お祭りのような雰囲気になります。
食べ物を売るお店もたくさん出店するので、シートを持参し、芝生の広場に座って食事を楽しむご家族の姿も。お弁当などの持ち込みもOKです!(アルコール飲料の持ち込みは不可。)大きなイベントながら、ピクニックのように、のんびり楽しむのがハワイのスタイルのようですね。
市庁舎前に置かれた巨大クリスマスツリーへの点灯式は、午後5時30分にスタート。ツリー周辺には多くの人が集まり、点灯の瞬間を待ちます。カウントダウンと共に、市長がライトのスイッチに手をかけて、午後6時に点灯!ツリーだけでなく、周辺の木々や建物に施されたライトアップ用のライトも一斉に点いて、人々の歓声が上がります。
クリスマスディスプレイは、12月29日まで展示され、午後6時から午前6時の間は、夜間を通してライトアップされます。12月10日に開催されるホノルルマラソンでは、このライトアップされたディスプレイを見ながら走れるようになっていますので、ランナーの皆さんも、楽しく走れそうですね!点灯式の様子は、地元のテレビ局Olelo Channel 53にてライブで視聴できるようになっています。
ツリーへの点灯式の後には、パレードが始まります。ダウンタウンの端にある公園から市庁舎に向かって、電飾で飾られた車やダンサー、クリスマスミュージックを演奏しながら歩くマーチングバンドなど、光と音にあふれた楽しいパレードで、人々は拍手や歓声をあげて盛り上がります。
パレードには、警察や消防の車両も参加。普段目にすることがない特殊車両まで、ライトで飾られて登場します。
毎年、大変な盛り上がりを見せるホノルル・シティ・ライツ。点灯式が行われる市庁舎の、中の様子にも注目です。
毎年、市の職員の方々が部署ごとにクリスマスツリーを作って展示しています。水道局チーム、市バスチームなど、それぞれの仕事にまつわるオーナメントでツリーを飾ったり、お子様が喜ぶような仕掛けが施されていたりと、市をあげて、クリスマスシーズンを盛り上げてくれています。
市庁舎周辺だけでなく、ハワイ各地の広い範囲で、素敵なディスプレイやライトアップが楽しめる12月は、暗くなってからのドライブもオススメです。ダウンタウンも様々な色のライトで飾られて、美しい街並みがさらに美しくなります。
トロリーに乗って、ライトで飾られたダウンタウンの街並みを楽しめる「ホリデー・ライツ・ツアー」も人気です。12月3日から27日の間、一日3回運航されます。ライドだけでなく、クラフトなどのアクティビティーも楽しめるということで、お子様のいらっしゃるご家族にはピッタリですね。