ハワイのローカルタウンで楽しむ!マノアマーケットプレイス内おすすめ5選

ワイキキから車で15〜20分程度、豊かな緑の中にある街「マノア」は、静かで落ち着いた雰囲気のローカルタウンです。美しい山々に囲まれた閑静な住宅街。その中心に位置し、地元に根ざしたエリアが「マノアマーケットプレイス」。ローカルビジネスを中心に、様々なショップやカフェなどが集まっていて、私自身もよくお世話になっているお気に入りの場所。今回はこちらをご紹介させてください。

週に3日のお楽しみ!ファーマーズマーケットへ

主にオアフ島の農園から届く、フレッシュな食材を気軽に買えるファーマーズマーケット。ヘルシーでリーズナブルなのがありがたいのです。

私がマノアへ来るのは、基本的に火、木、日曜日が中心。なぜなら、この3日間だけ、ハワイ産の美味しいものがそろうファーマーズマーケット(朝市)が開催されるからです。地元の人たちに大人気の朝市。朝7時〜14時に敷地内の中庭、郵便局近くのスペースで行われています。

季節に応じた旬なトロピカルフルーツが並ぶのも、ファーマーズマーケットの魅力。ドラゴンフルーツはハワイでは「ピタヤ」と呼ばれます。

こちらのファーマーズマーケットは、他の場所に比べると規模は小さめ。でも、地元産の野菜、フルーツ、花などがぎゅっと見やすく並べられていて、お買い物しやすいのが特徴です。広いマーケットだと、あちこち歩いてちょっと疲れちゃったりするのですが、ここなら安心。ローカルの常連さんに混ざって、ハワイ暮らしの気分を味わってみませんか?

カラフルなウォールアートやキッズスペースも登場!

トロピカルで楽しい雰囲気の中にハワイの文化や力強さを感じる、パンキー・アロハのウォールアート。とてもフォトジェニック!

少し前までは、ちょっとノスタルジックな雰囲気だったマノアマーケットプレイスなのですが、最近リノベーションされてあちこちきれいに。どーんと目を引くのが、大きなウォールアート。最近注目を集めているローカルアーティストのパンキー・アロハによる作品で、レイの中をくぐり抜けるようなデザインが素敵です。

新たに登場したケイキ・プレイエリア。基本的には5〜12歳のお子さんが遊べるスペースとされています。

また、その近くには、子どもたちが自由に遊べるプレイグラウンド(ケイキ・プレイエリア)ができました。子供連れのファミリーが多いエリアゆえに、このスペースは嬉しい!ファーマーズマーケットエリアのすぐ横なので、お買い物の合間にキッズも遊べるのがいいですよね。

大きなパラソルが日陰を作ってくれて居心地のよい休憩エリア。ローカルが集う、憩いのスペースです。

プレイグラウンドの近くには、パラソルもある休憩スペースも新設されています。近くでテイクアウトしたフードやドリンクを片手に、ちょっと一息つくのに最適。こういう場所って、ありそうでなかなかないんですよね。

ローカルマダム御用達のベーカリーは必ずチェックを!

数あるショップの中でも、絶対に立ち寄っていただきたいのが、地元の人達に絶大な人気を誇るベーカリー2店。どちらも派手な看板などはないので、見逃さないようにしてくださいね。

1.フェンドゥ・ブーランジェリー(Fendu Boulangerie)

フェンドゥ・ブーランジェリーの場所はロングス・ドラッグス近く。大きな看板は出ていない奥ゆかしさが、また素敵。

まず最初にご紹介したいのが「フェンドゥ・ブーランジェリー」。焼き立てのペイストリーやスイーツを目当てに、多くのローカルが通い続ける名店です。決して大きくない店内は、常連のお客さんでいつもいっぱい。行列ができることでも知られています。

凄腕なのに温かい、ペイストリー・シェフのニールさん。現在はオアフ島とラナイ島を行き来しながら美味しいペイストリーを作り上げています。

なにせ、オーナー&ペイストリー・シェフであるニールさんのこだわりが半端ない!パティシエとしてアメリカ本土で働いた後、ラナイ島のフォーシーズンズ・リゾート・ラナイでエグゼクティブ・ペイストリー・シェフとして活躍していたすごいお方なんです。お店の中に漂う甘く香ばしい匂いがたまりません。

丸くなく、サイコロのように四角いフォルムが独特のスコーン。甘すぎず上質な美味しさは、マノアマダムの心を鷲掴みです。

中でも私のイチオシは、四角い形がかわいらしいスコーンです。クランベリーやマンゴーがごろっと入ったスコーンは、しっとりさくさくの絶品。自宅用はもちろん、ちょっとした差し入れに持っていくと必ず喜ばれるんですよね。そのまま食べても、オーブンで少し温めてもとっても美味しい。甘さ控えめの繊細な味わいは、ハワイでは貴重な逸品です。

2.ブルク・ベーカリー(BRUG Bakery)

素材と製法にこだわった日本のパンは、ここハワイでも大人気!

毎日の食卓を彩ってくれる「日本のパン屋さん」があるのもマノアマーケットプレイスの魅力。日本発の「ブルク」には、種類豊富な惣菜パンやふわふわのジャパニーズスタイル食パンなどがずらりと並び、地元の人たちの日々の生活を支えています。

ハワイにしか生息しない「ハワイアンモンクシール(あざらし)」をモチーフにしたパンがかわいい!

もちもち食感がたのしいモチドーナツや、かわいらしい表情に癒やされるアニマルパンなどもあり、小さなお子様がいるファミリーからも愛されるパン屋さん。ドリンクメニューもいろいろあって、ちょっとした休憩にもおすすめです。

新登場のレストラン&ワインショップも要チェック!

2024年初夏にオープンしたばかりのお洒落な2店舗にも注目を。ワインをはじめ、食に関わる洗練されたアイテムがそろうセレクトショップと、新感覚のフュージョンレストラン。どちらもクチコミで、話題を集めています。

1.リトル・プラム(Little Plum)

落ち着いた雰囲気のゆったりした店内。オープンキッチンでバーカウンターもあります。

こちらは、2024年6月にオープンした「リトル・プラム」というレストラン。広めの店内には着物などがディスプレイされていて「モダン・ジャパニーズ」な雰囲気が素敵。和食の味わいとハワイの素材がマッチした、やさしいフュージョンメニューが揃い、ランチとディナーを楽しめます。

ハワイ産のマグロやシーアスパラガスがおいしい「アヒタタキ定食」。地元の味と和の融合が味わい深いメニューは、まさに絶品。

アペタイザーの梅トマトや、ハワイ産食材をふんだんに使った各種Teisyoku(定食)など、様々なスタイルのフードメニューと、各種アルコール類が豊富。お洒落なモクテル(ノンアルコールドリンク)もとても美味しいのです。

ホイップ状になったお豆腐と紫蘇の風味がたまらないアペタイザー「梅トマト」はマストオーダー。

SNSなどでのPRを一切していないにも関わらず、クチコミで評判が広がり、毎日ローカルで賑わう人気店に。事前に電話かウエブで予約をするのがおすすめです。

2.アンクル・ポールズ・コーナーストア(Uncle Paul's Corner Store)

壁いっぱいに並べられたワインボトルは圧巻!迷ったらディレクターのヘイデンさんに相談してみて。

そのお隣にある、アンクル・ポールズ・コーナーストアは、2024年5月オープンのワイン&スペシャルティフードのセレクトショップ。手軽な価格帯からそろう選りすぐりのワインは、ワインディレクターのヘイデン氏が世界中から厳選したもの。ハワイではなかなか手に入らないブランドのものもあるそうです。

食・ワインに関わる書籍やメイド・イン・ハワイのアイテムも。気の利いたギフト探しにもどうぞ。

ハワイ産フードや日本から取り入れた食品・調味料、そしてこだわりの食器、キッチン用品などがそろう店内は、見ているだけでワクワクするセレクション。ちなみにこちらのショップとリトルプラムはオーナーが同じ。今後もあらたな地中海料理レストランをマーケット内にオープンする予定とのことなので、今から楽しみです!

スーパーマーケットやドラッグストアで、ハワイライフも体感

駐車場もたっぷり用意された広いマーケットの敷地内には、スーパーマーケットやドラッグストア、郵便局、銀行、動物病院などもそろっています。

たとえば、毎日のお買い物に便利なスーパーマーケット「セーフウェイ」には、生鮮品から日用品など様々なアイテムがずらり。カラフルなパッケージのスナックなどは、見ているだけでも楽しい!「ハワイ暮らし」のライフスタイルも垣間見ることができますね。

マノアの山々を見渡せる絶景ロケーションの中にあるロングス・ドラッグス。いいですよね。

大型ドラッグストア「ロングス・ドラッグス」は、医薬品はもちろん日用品や化粧品など幅広く取り扱い、値段もリーズナブル。毎日朝7:00amから夜11:00pmまでオープンしており、ロコの駆け込み寺的な存在のお店です。アメリカならではのコスメや雑貨などもあるので、お土産探しのスポットとしてもピッタリです。

のんびりした時間を味わえるローカルタウン散策を

マノアマーケットプレイスの向かいにあるスターバックスは、緑色の壁がフォトジェニック。

マノアには「緑のスターバックス」や「モーニング・グラス・コーヒー」など、旅行者にも人気のスポットがあるので、お散歩気分で巡ってみるのもおすすめです。また、ハワイでも有名なトレイルのひとつ、マノア滝トレイルに挑戦する前後に立ち寄ってみるのもいいですね。

大きなコンドミニアムなどはなく、一軒家が並ぶ住宅街。ハワイ大学マノアキャンパスをはじめ、近くに学校も多いため、学生が多いのも特徴です。ワイキキやアラモアナとは一味違うローカルタウンならではの風情を、ゆっくり味わってみてはいかがでしょうか。

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ABOUT WRITER
Ritsuko Matsumoto

ハワイ在住ライター&エディター。㈱リクルートでの広告制作などを経験後、2000年にハワイへ移住。ハワイ情報誌アロハストリートの編集長を経て独立、旬なハワイ情報を旅行雑誌やウエブサイトに寄稿。趣味はカフェ巡り。