
ハワイには、ハワイアンキルトやレイメイキング、ラウハラ編みなど、旅の思い出を“形”にできるハワイアン・カルチャーのワークショップが数多くありますが…
ポニーテールやお団子ヘアのロコガールたちが、何気なく被っているサンバイザー風の帽子を見かけたことはありませんか? ココナッツの葉で編まれたあのキュートな帽子が、実は自分でも作ることができると知り、「Pama Makana」のプライベート・ワーク・ショップに参加してきました。
しかもこちらのワークショップは開催日はもちろん、時間もこちらの都合に合わせてくれるのが嬉しいポイントなんです。実際に体験してみると、それは想像以上にハワイらしく、ローカルの暮らしにそっと寄り添う時間でした。
買うのは簡単だけれど、自分の手で作ったものをハワイの思い出と一緒に持ち帰り、長く大切に使う…そんな体験も、旅の魅力のひとつ。今回は、そんな特別な時間を過ごせるココナッツハットのワークショップをご紹介しますね。

ワークショップのロケーションは、カピオラニ公園の中でもダイヤモンドヘッドが真正面に見える映え映えの絶景スポット
Pama Makanaのワークショップの魅力は、帽子を作ることだけではありません。ハワイの自然やローカルの空気を感じながら、ゆったりとした時間を過ごせることにあります。
日本出身の女性講師が主宰しており、予約はInstagramのDMから日本語で可能。ハワイ到着前から安心してやり取りができます。
プライベートレッスンのため、希望の日時に合わせた調整がしやすく、壮大なダイヤモンドヘッドを見ながらのリラックスした環境で参加できるのも魅力です。
使用するのは新鮮なココナッツの葉のみ。編みたての鮮やかなグリーンから、時間とともに美しいブラウンへと変化していく過程も、自分だけの帽子が育っていくような楽しさがあります。
一見難しそうな編み方も、マンツーマンに近い形で日本語で丁寧に教えてもらえるため、手仕事が初めての方でも約90分で自分にフィットする「Pāpale Niu」を完成させることができます。
ハワイの自然を手で編み込む時間は、忙しい日常を忘れさせてくれる、どこかマインドフルなひとときです。
ココナッツの葉を編んで作る帽子は、日本ではまだあまり知られていませんが、ハワイでは古くから親しまれてきた存在です。この帽子はハワイ語で 「パパレ・ニウ(Pāpale Niu)」 と呼ばれています。

オープンクラウンのココナッツハットは、ダウンスタイルでもアップスタイルでもどんな髪型でもばっちりキマる!
帽子の山(クラウン)がないオープンクラウン・スタイルは、ポニーテールやお団子ヘアが定番のロコガールに人気。風が抜けて涼しく、軽やかな印象に仕上がります。
一方、クラウン付きのタイプはフィッシャーマンやサーファーたちに愛されてきた実用的なスタイル。強い日差しから頭を守る、ハワイの暮らしに根ざしたデザインです。
ラウハラの帽子が「時間と手間をかけて作られる、伝統的な一生物」だとしたら、ココナッツハットは「日常的で即興的な南国の定番」。

作りたてのフレッシュなグリーン色もいいけれど、水分が抜けて乾ききった薄いブラウン色になったのも味わい深くて素敵
生の青いココナッツリーフを使い、慣れてくると10〜30分ほどで編み上げることができる手軽さが魅力です。20世紀にはワイキキのビーチボーイたちが観光客のために即興で編み、プレゼントしたことから広く知られるようになりました。
編みたての鮮やかなグリーンが、時間とともにブラウンへと変化していく経年変化も、この帽子ならではの楽しみです。

さわやかな貿易風が吹き抜け、鳥の鳴き声を聞きながら癒やしのひととき
Pama Makanaのワークショップが開催されるのは、ダイヤモンドヘッドを正面に望むカピオラニパークのピクニック・テーブル・エリア。大きな木の下を風が抜け、思わず深呼吸したくなるような空間です。
観光地でありながらロコの日常も感じられるこの場所での制作時間は、ハワイらしさを存分に味わえるひとときなのです。

ハワイ在住20年以上。オアフ島中のパームツリー(ヤシの木)の状態を知り尽くし、ココナッツハットに適したリーフを調達する達人
講師のミナミさんは2020年からPāpale Niu作りをスタート。ココナッツハットの販売に加え、ワークショップも人気を集め、日本からの旅行者にもファンが多い存在です。

ワークショップの間ずっとお利口さんにしているアシスタントクロちゃん。もちろんクロちゃんもココナッツハットを被ってPR活動するのも大事なお仕事(笑)。
そして足元には、ポメラニアンのアシスタント犬「クロちゃん」。作業の合間にふと視線を落とすと、自然と笑顔になる癒しの存在です。

ワークショップの始まりは…まずは頭囲を測るところからスタート。ひとりひとりにジャストフィットのココナッツハットを作るためにはこの工程が一番大事!
使用するココナッツリーフは、オアフ島のさまざまな場所からミナミさんが厳選して調達したもの。若い葉、少し成熟した葉によって柔らかさや色味が異なり、仕上がりの印象も変わります。
今回私たちのために準備してくださったのは、ホノルル空港そばのパームツリーから採れた柔らかく若いリーフ。瑞々しいグリーンが美しく、編みやすさも抜群でした。同じ島でも、乾燥した地域と雨の多いマノアエリアでは葉の質感が大きく異なるのだそうです。

下、上、下、上、そして上、下、上、下…ひとつずつ正確にリーフを組んでいきます。簡単そうに見えて、実はかなり頭を使う(私の場合、笑)
制作時間は約90分。丁寧に教えてもらえるため、初心者でも安心して参加できます。少しずつ形になっていく過程に夢中になり、気づけば自分だけのココナッツハットが完成していました。

出来上がったハットにミナミさんが準備してくれていたアンスリウムを飾ったら、お上品なハットが完成!
完成したハットには、ハクレイ(花冠)を合わせるのもおすすめ。その日の気分やファッションに合わせてアレンジを楽しめます。
ラウハラの帽子は魅力的ですが高価なものも多く、気軽に手に取りにくいことも。その点、ココナッツハットは日常的に楽しめるのが最大の魅力です。

生花を飾るのはもちろんのこと、クラフトフェアなどで購入することができるフェイクフラワー(造花)のレイを数パターン揃えて、その日の気分で付け替えるのもステキ
2026年現在、Pāpale Niuは単なるお土産ではなく、「アイランド・アイデンティティ」を表現するファッションアイテムとして定着しています。
レイ・ポオ(Hakuレイ)との相性の良さ、自由にカスタマイズできる楽しさ、そして100%天然素材というサステナブルな点。自然を大切にするローカルの価値観とも重なり、幅広く支持されています。

作ってから1週間後とすっかりタンカラーになった数年前に購入したココナッツハット。ファッションに合わせてフェイク・レイ(造花レイ)でアレンジするのも楽しい。
見た目の可愛らしさとは裏腹に、ココナッツハットは実用性も十分。水に強く、被ったまま海に入ることも可能です(使用後はしっかり乾燥させましょう)。
編みたてのグリーンが数日後にはタンカラーへと変わる経年変化も、この帽子ならではの魅力です。

ワークショップの料金は、材料&チップ込みで$80。ココナッツハットのみの購入も可能($45〜)
最近では様々なファーマーズ・マーケットやノースショアなどでも、自分で編むワークショップに参加するロコや観光客が増えています。
「買う」よりも「作る」。その時間ごと持ち帰れることが、この体験のいちばんの魅力なのかもしれません。

90分で仕上がる自分だけのスペシャル・カスタム・ココナッツハット。出来上がったときに感じるあの達成感をたくさんの人にぜひ体験して欲しい
ハワイの風を感じながらココナッツの葉を編む時間は、旅の記憶をそっと頭にのせるような体験です。次回のハワイでは、世界にひとつだけのオリジナル・ココナッツハットを作ってみませんか?きっと、被るたびにハワイを思い出す特別な一品になりますよ。
ワークショップの申し込み、質問などはインスタグラムのDMで直接ミナミさんへ。

