オアフ島をディープに探索するのなら、ハワイ唯一の公共交通機関「ザ・バス」が1番!

オアフ島を便利かつ、リーズナブルに移動するのならホノルル市が運営するその名も「ザ・バス」を利用するのがおすすめです。

各旅行会社のパッケージツアーを利用すると、トロリー乗車券もセットになっていることが多く、ワイキキの主要エリアに乗り場からアラモアナセンターへ行くピンクライン、ハワイの歴史探訪ができるダウンタウン行きのレッドライン、ダイヤモンドヘッドから東海岸沿いを通ってシーライフパークまでを往復するブルーラインがラインナップ。トロリーはハワイが初めてという方々にはとても重宝するものの…ハワイに何度も訪れているリピーターの方なら、さらに足を伸ばして自分の好きなタイミングで移動可能なザ・バスが便利です。

ザ・バスの路線はどのくらいあるの?

なんとなんと!2022年5月現在オアフ島住民の大切な「足」と言っても過言ではないザ・バスは、オアフ島の東西南北で105以上の路線(2022年5月現在)が運行しています。

オアフ島の道路渋滞は深刻で、中でもカポレイやエバビーチ、ワイパフ、ミリラニなど西側の地域から毎朝学校や仕事へ向かう人たちが利用する車両はバス2台分が合体した車体で、より多くの人々が乗車できるようになっています。

通常であれば、西側のカポレイからアラモアナまでは1時間半ほどで到着するけれど、朝の渋滞時は倍の時間がかかると言われています。そんな事情もあり、オアフ島西海岸に位置するマカハからの「ルートCカントリー・エクスプレス(快速)」の始発は、驚きの早朝3時50分!ちなみにオアフ島の副都心といわれるカポレイからの始発は4時30分です。ハワイの通勤&通学ラッシュはこんなに早いんです!

大人&子供料金、1カ月乗り放題のバスパスはいくら?

2021年6月より従来の紙製バスパスの販売が中止され、新バスパスのHOLOカードに変わりました。これまで通り現金で乗車可能ですが、1日に2回以上理由する場合(乗り換えなど含む)、現金はその都度料金が発生します。

※HOLOカード使用時は2時間半以内の乗り換えに運賃の加算はありません。

HOLOフェア・キャップ

フェア・キャップ(最大料金)とは、期間中に何度乗車してもこれ以上の料金はかからず乗り放題のシステムです。

◎1日乗り放題
 大人: $7.50
 子供: $3.75

◎1カ月乗り放題
 大人: $80.00
 子供: $40.00

◎通常運賃(現金または、入金済みHOLOカード)
 大人: $3.00
 子供: $1.50 (6~17歳)※6歳以下は無料

ザ・バスの乗り方

現金での乗車はこれまで通り、ドライバーの横にあるお金の挿入口に乗車料金を入れます。お釣りがでないため、ちょうどの金額を用意するのをお忘れなく。

車両の前方の座席は、車椅子利用の方やハンディキャップの方、クプナ(シニア)用の席になっているので、なるべく中央より後ろの席に座るようにしましょう。

ザ・バスの降り方

新しい車両のバスは、降車ボタンがついていることがほとんどなので、下車する停留所が近づいてきたらボタンを押してください。古い車体のバスは、車内の窓際に垂れ下がっているワイヤーを強く下に引くと下車することが運転手にわかるようになっています。

バスを降りる時は、前方、後方、どちらのドアも利用可能です。自動で開くドアと自分でドアにタッチすることで開くドアがありますので、注意しましょう。

バスの中でやってはいけないこと
  • 飲食・喫煙
  • ごみ捨て・唾吐き
  • 火気厳禁
  • 後方ドアからの乗車
  • 携帯電話の使用
  • ドライバーの真後ろに立つこと
  • ハンディキャップ席を必要な人に譲らないこと
  • 動物の乗車(サービスドッグ・同乗者の膝に乗る小型犬はOK)
  • オーディオディバイスの使用(イヤフォン付きならばOK)
便利なザ・バスのアプリを利用しよう!

滞在中にザ・バスを利用するのであれば、ぜひともおすすめしたいのが、ザ・バスのアプリ「DaBus」。アプリを使えば現在地から一番近い最寄りのバス停がわかるのをはじめ、検索機能を使いストリート名やルートナンバー、バスが来る時間などが即座にわかります。バスについているGPS機能で自分が乗ろうとしているバスの現在地を知ることもでき、とても便利です。

HOLOカードを入手できる場所

HOLOカード自体の料金は$2。そのカードに自分がデポジットしたい分の料金を支払うと、購入店で入金の手続きをその場でしてくれます。HOLOカードには$2.75以上の入金が必要です。

ワイキキ地区
  • ABCストア
  • アイランド・カントリー・マーケット(リッツ・カールトン・レジデンス内)
アラモアナ地区
  • アラモアナセンター内「フードランド」
  • アラモアナセンター内「ABCストア」
ザ・バスの人気観光路線おすすめトップ5
ルート22(TheBeachBus)ワイキキ発

ワイキキから乗換なしでハナウマ湾に行くバス。ハナウマ湾の先にあるシーライフパークまで行く道中の紺碧の海を見ながらのドライブは最高に気持ちいい♪

ルート88A(North Shore Express)アラモアナセンター発

ノースのローカルタウン、カハルウ、ハウウラ、ライエ、カフク、タートルベイ、ハレイワへ行けるのんびりノースショアを楽しみたい人におすすめのルート

ルート20(Airport-Arizona Memorial-Aloha Stadium-Pearlridge)ワイキキ発

空港へ行けるのと、パールハーバー、アリゾナメモリアルなどの名所のほか、アロハスタジアムにも行くので、ハワイの人気フリーマーケットのスワップミートに行く時にも利用できます。

ルート67(Kailua-Waimanalo)アラモアナセンター発

おしゃれな街としてすっかり有名になったカイルアタウンに行ける便利なバス。このバスに乗ればこれまでの場所から移転した、あの人気パンケーキ・レストラン「ブーツ&キモズ」があるエンチャンテッドレイク・ショッピングセンターにも停車します。

ルート40(Makaha Towers)アラモアナセンター発

映える写真が撮れるハイキングスポットとして、すっかり有名になった「ピンク・ピルボックス」があるマイリを通り、元横綱の武蔵丸関の出身地でもあるマカハまで行く路線のバス。治安があまり良くない地区でもあるので、こちら方面に行く場合は特に注意しましょう。

次のハワイでは、ザ・バスを上手に利用して、楽しいハワイ滞在を過ごしてくださいね!

ABOUT WRITER
yukarinn808

1996年よりハワイ在住、2005年より編集・ライター業務を行うシングルマザー。ハワイとハワイの人たちをこよなく愛し、スリフトショップでのお宝探しとハワイ生活のあれこれをブログに書くことが趣味のフリーランス・ライター。