ホノルルマラソン2023 10K 参加レポート

2023年12月10日(日)に開催された第51回ホノルルマラソン。世界各国から全部で29,836名が参加。内、日本からは、9,545名がエントリーで昨年より倍増となりました。今回は10Kラン&ウォークで参加した様子をレポートします。

前日エキスポでレイトエントリー

ホノルルマラソン開催週に10kに参加することを決め、すでにオンラインでのエントリーは締め切られており、ハワイコンベンションセンターのEXPOで前日土曜日にレイトエントリー。

日本から来ていた方もここでエントリーしている方もたくさん見かけました。ただ、参加者全員にもらえる記念Tシャツが品薄状態。男性用はすでになくなっており、男性でも女性用のTシャツをもらっている方々もいました。EXPOも毎年12月第2週の木金土の3日間開催されますので、もしハワイに来てから申し込まれる場合も早目に行くのがおすすめです。

参加者は絶対ゲットしたい!名前が印刷された旗

EXPOでたくさんの公式グッズが販売されている中、今回注目したのがこちらの旗。実は、よく見るとフルマラソンにエントリーされた方々のお名前が印刷されています。こちらは11月7日前にエントリーされた方全員のお名前とのこと。また、この時点で10k用の旗は売り切れ。これは参加するなら記念に欲しいグッズ。やはりエントリーも事前にオンラインで済ませ、そして、EXPOもなるべく早くいく方がグッズも豊富で良いですね。

ホノルルマラソン当日

朝2時起床し、3時には家を出発。ゴールとなるカピオラニ公園周辺の住宅街に車を停め、ホノルル動物公園(モンサラットアベニュー)を目指して歩きます。すでに無料シャトルを待つ列ができていたので、そこに並びます。ひっきりなしに数台のシャトルが循環しており、待つこと20分で無事乗車。そして、10分後にアラモアナホテルで下車。この時点でスタート30分の4時半。そこからスタート地点のアラモアナブルバードへ向かいます。

スタート直前のトイレは長蛇の列

アラモアナ公園に仮設トイレが設置されており、スタート前に利用しようと並びましたが、長蛇の列。あと10分でスタートとなっても自分の番には回ってこないと思い諦めました。コース内にも仮設トイレが設置されているし、10Kでの参加ということもあり気持ちに余裕があったので大丈夫でしたが、やはりいろんな意味で早目にスタート地点に着くように行動することが大事だなと学びました。

花火がスタートの合図

いよいよスタートの合図の花火があがります。4:55にまず車椅子競技者がスタートし、その後続いて5時にフルマラソンランナーがスタート。エリートグループが最初に出発してから、その後続々と一般の人たちが走り出します。自然と列が動きだすので、その流れに乗って歩き出します。ゼッケンについているチップでスタートラインを超えると自動的にタイムが計測されますので、いつスタートしても正確なタイムがでます。

走りながらハワイのクリスマスを堪能

アラモアナをスタートし、まずはアロハタワーの方へ向かって走ります。その後ダウンタウンに向かいますが、そこでは早朝にも関わらず、バンド演奏で応援してくれる人や、バーの前でサンタクロースの格好をして椅子に座り、すっかり写真撮影スポットになっていたり。またまだ日が昇る前なので、街中に飾られているクリスマスライトが綺麗に輝いている景色を見ることができます。

そして、ダウンタウンをすぎるとイオラニ宮殿が見え、続いて、ホノルル市庁舎の前を通ります。ここでは毎年恒例の「ホノルルシティライツ」が開催中で、Mr.&Mrs Santa Clause、巨大クリスマスツリーなどが飾られており、ここでランナーたちも立ち止まって記念撮影。

そして、その後はスタート地点であったアラモアナに戻り、アラモアナセンターに飾られているサンタクロースの目の前をすぎ、ワイキキへ向かいます。

ワイキキについた頃にはちょうど日が登り(人それぞれ走るペースも違うので、日が昇る前にゴールしてしまう方もいるとは思います)、明るくなったところで、ここでまたワイキキのクリスマスの飾り付けを見ながら走って(歩いて)いきます。

そして、9kmのサインの後ろにデューク像。朝焼けの美しいワイキキビーチを横目に見ながら、ゴールのカピオラニ公園へと向かいます。

10K走者はゴール、フルマラソンはこの後東へと走ります

10k 参加者はカピオラニ公園が見えたらそこでゴール。フルマラソンの方々は、この後カピオラニ公園も走り抜けて、ダイヤモンドヘッドへと向かい、そのままオアフ島東部はハワイカイの方へ走り続けます。そして、折り返して、一番の高級住宅街と言われるエリア、カハラを走り、そこからまたダイヤモンドヘッドを登り、最後下り坂を走り抜けてカピオラニ公園へゴール。

コース途中もたくさんの応援

コースを走っているとたくさんの方の応援があり、それが大きな励みにもなります。2〜3マイルごとに大会側が用意した水の設置所だけでなく、個人宅で飲み物や補給食などを用意してくれる人たちもいて、まさにアロハを感じるマラソンです。

ゴール後にはメダルとマラサダ

ゴールするとまずもらえるのがフィニッシャーメダル。EXPOでもらえるTシャツとともに毎年デザインが変わるので、これをコレクションするために毎年参加する人も。特に今年は優勝者メダルは純金でできていることで大きな話題にもなりました。

メダルを受け取った後は、公園内のテントにて、バナナとマラサダがもらえます。このマラサダがまたハワイならではと、参加者はとても楽しみにしています。

フィニッシャーズマンデー

ホノルルマラソンの翌日にはコンベンションセンターにて「フィニッシャーズマンデー」が開かれます。ここでは、年代別上位3位者の表彰式が行われ、また完走者にサティフィケイトを発行してくれます。参加できない場合でもメールでデジタルのサティフィケイトが送られ、自宅でダウンロードできます。

やはり制限時間なし&ハワイの景色が最大の魅力

今年のフルマラソンの優勝者は、男子はボール・ランニャンガタさん(ケニア)2時間15分42秒で、女子はシンシア・レモさん(ケニア)2時間33分01秒と、ともにケニア勢が優勝しました。一方で、最後にゴールしたのは、アンドリュー・スロアネさん(アメリカ・シカゴ)で16時間59分39秒でした。 制限時間がないのは本当にハードルを下げてくれ、気軽に「参加してみよう!」という気持ちになります。また、タイムにこだわらなければ、写真撮影をしながら走ったり(歩いたり)、または途中コース上のホテルや店で休憩したりと、おのおののペースで楽しみながら参加できます。そして、ハワイに住んでいても、今回10Kで参加してみて改めて「ハワイの景色は最高だな」と感動しました。ハワイ好きの方でしたら人生に一度はぜひ体験して頂きたいと思うくらいおすすめです。

ABOUT WRITER
Miki Cabatbat

フリーランスライター&ポッドキャスター。ハワイ在住歴12年。東京のラジオ局勤務時に、ハワイから特番を放送したのがきっかけでハワイ好きに。2010年に意を決してハワイ留学をし、その後結婚し定住。2004年からはフリーランスライターとしても活動を始め、さまざまな雑誌/書籍/Web等で執筆。

Podcast 「ハワイの主婦発信★海外生活リアルRadio」配信。2021年11月 Kindle本「アフターコロナの海外留学 : ハワイ生活案内」をリリース。