ワイキキから15分ほどのローカルタウン・カイムキ (Kaimuki) エリアには、家族経営の小さなレストランや、個人オーナーのお店などが集まっていて、すっかり都会になってしまったワイキキやカカアコ地区と比べると、懐かしい雰囲気の街。最近オープンした話題のお店の情報を中心に、ワイキキ側からカハラ・モール方向へ順番に進んだエリア別のおすすめをご紹介したいと思います。
カイムキのメインストリート、ワイアラエ通り (Waialae Ave.)
カパフル通りよりダイアモンドヘッド側、カハラまでのエリアのこと。ワイアラエ通り沿いにセカンド・アベニュー(2nd Ave)からココヘッド・アベニュー(Koko Head Ave)辺りまで、色々なお店やレストラン、カフェなどが点在している住宅街です。
高層ビルやコンドミニアムなど背の高い建物がないカイムキ地区
まず最初にご紹介するのは、City Millというローカル御用達のホームセンターの隣にある、昔からの味を変わらず提供しているダブリュー・アンド・エム・バーガー(W & M Burger)照り焼き風のソースで焼き上げたパティと、レタス、トマト、オニオンなどを小振りなバンズで挟んだシンプルなバーガーは、こちらもシンプルな塩味の揚げたてのフライドポテトと一緒にどうぞ。
トロリーも走っているワイアラエ通りを進むと、カイムキ地域の山側へと続くパロロ・アベニューの角にあるマクドナルドの向かい側に、タイムス・スーパーマーケット(Times Supermarket)やロングス・ドラッグス(Longs Drugs)が入っている カイムキ・ショッピング・センターがあります。
ここの1階にあるヒゴト・ジャパニーズ・イータリー(Higoto Japanese Eatery)は、いつも開店前から行列のできる人気のお弁当やさん。おにぎりはもちろん、味噌焼き魚、唐揚げ、ハンバーグなどのお弁当や、サーモン・いくらの載ったスシカップ(Sushi Cup)など全て、色とりどりの野菜の副菜が添えられていて、白米・もしくは雑穀米を選べるのでとてもヘルシー。週末限定の天丼など、人気のメニューはすぐに売り切れてしまうので、開店同時を目指して行くのがおすすめです。
- <エリアの主なお店>
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- ジューシー・ブリュー(Juicy Brew):ビーガンのメニューを取り揃えているテイクアウトのレストラン。お店の中に小さなイートインスペースも有り
- アロハ・ベイクハウス・アンド・カフェ(Aloha Bakehouse & Cafe):カカアコ、ダウンタウン、カイムキに3店舗あり、平日は朝7時から営業
- ブレッドショップ(Breadshop):基本的に購入は事前オーダーのみ
- ザ・カーブ・カイムキ(The Curb Kaimuki):平日は早朝6:30amからオープン、2pmからはワインも提供
- ザ・パブリック・ペット(The Public Pet):ペット用品はもちろん、ローカルアーティストの作品などの取り扱いも
- ザ・カットラリー(The Cutlery):理髪店とステーキハウスの融合したユニークなお店
- ミロ・カイムキ(Miro Kaimuki):クリス・カジオカ氏の言わずと知れた有名店
カイムキがグルメストリートと呼ばれるようになるきっかけとなったお店の集まっているのがこの辺り。カイムキ・スーパレット(Kaimuki Superette)の閉店後の跡地にオープンしたザ・ローカル・ジェネラルストア(The Local General Store)は、焼きたてのペストリーを販売しているベーカリーと、精肉店が一緒になったお店。
焼きたてのペストリーは朝8時から提供
マド・ヘン・ウォーター(Mud Hen Water)のテラス席と隣り合わせになっていて、その裏側にはこちらも行列のできるビーガン・ドーナツのお店リトル・ベッセルズ・ドウナット・コー(Little Vessels Donut Co.)や、地元の漁師さんが釣り上げた新鮮な魚を切り販売している魚屋さんローカルイア(Local i'a)が軒を連ねます。
営業は金・土・日・月のみ
- <エリアの主なお店>
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- キープ・イット・シンプル(Keep It Simple):サステナビリティに特化した環境にやさしい商品を取り扱うお店
- アイランド・ボーイ(Island-Boy):お洒落なアイテムとオーダーメイドのレイのセレクトショップ
- レアヒ・ヘルス(Leahi Health):オアフ島に4店舗(マノア、カイムキ、アイナ・ハイナ、ハワイカイ)、カウアイ島(コロア)に1店舗を構える健康志向御用達のお店
- ブリック・ファイアー・タバーン(Brick Fire Tavern):釜焼きオーブンの本格派ナポリ風ピザは絶品!
- プラントエム(Plantoem):プラントショップの奥のカフェはWifiも完備
- フュージョン・カフェ&ワイン(Fusion Cafe+Wine):プラントエムの入っているビルの1階
- ビーン・アバウト・タウン(Bean About Town):本格派コーヒーを味わえるロンドンに7店舗を構える有名店のハワイ進出第一店舗
ワイアラエ通り沿いに色々なお店の立て看板が
ワイアラエ通り、ハーディング・アベニュー、11thと12thに囲まれた一角は、パーキングをぐるっと取り囲むような形でレストランが立ち並び、カイムキで最も賑わっているエリアです。
- <エリアの主なお店>
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- ハッピーデイズ(Happy Days):飲茶のワゴンサービスもあるローカルに人気の中華料理店
- マグロ屋(Maguro-ya):定食からお寿司まで楽しめる和食レストラン
- ホノルル・バーガー・コー(Honolulu Burger Co.):コンボメニューやランチスペシャルなどお得にハンバーガーを楽しめる
- ナナ・アイ・カツ(Nana Ai Katsu):ミルフィーユカツの有名店
- カイムキ食堂(Kaimuki Shokudo):ランチタイムのお蕎麦からディナー、居酒屋メニューまで充実していて、夜遅くまで営業している貴重なお店の一つ
- ヴィア・ジェラート(Via Gelato):夜の営業終了時間(平日は10時、週末は11時)までいつも賑わっている人気店
- ハレ・ベトナム(Hale Vietnam):「ベトナム料理と言えばここ!」という根強いファンも多い老舗のお店
- ココヘッド・カフェ(Koko Head Cafe):東京・丸の内の新店舗オープンに伴い、12月にはオーナーシェフも来日して話題のお店
ヴィア・ジェラート
お店の外にテラス席(?)もあり
- <エリアの主なお店>
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- トーク(Talk):カイムキでコーヒータイムといえばここ
- レッド・パイナップル(Red Pineapple):かわいいギフトが必ず見つかる雑貨店
- コア・パンケーキハウス(Koa Pancake House):フライドライスや、ベーコンエッグなど、ローカルスタイルの朝食が楽しめるお店
- チャビーズ・バーガーズ(Chubbies Burgers):以前ココヘッドカフェのあった場所にあるスマッシュ・ビーフバーガーのお店
12th Ave.から Koko Head Ave.に抜ける道(左手角にRed Pineapple、右手にChubbies Burgers)
モダンモロッコ料理のパイオニアとして知られているムラド・ラルー氏と Miro Kaimukiのクリス・カジオカ シェフとのコラボでオープンしたモロッコ・レストラン。アラカルトの提供はなく、前菜・メイン・デザートで構成される3コースのディナー営業のみ。
ザアルーク(ナスとトマト)ムハンマラ(パプリカ)、ビサラ(ひよこ豆)のディップなどを含む7つのサラダが、モロッコのパン(ザター)と一緒に前菜としてサーブされ、コースがスタート。
新鮮な野菜、もしくはザター(フラットブレッド)と一緒に楽しむ
メインはラム、ブランジーノ(地中海の魚)、ザブトン(和牛)、カリフラワーのロースト(クスクスを添えたベジタリアン向け)などから選べます。
魚のメインコースは2人前からのオーダーのみ
クレープのようなワルカと呼ばれる生地に、細かく刻んだ鳩肉(Leilaではダックを使用)に香辛料を加えて弱火で煮た肉を加えて作られるパリパリした層と、アーモンド、シナモン、砂糖からなるサクサクした層を組み合わせて作るパスティラという、モロッコの伝統的な一品は、色々な旨みが濃縮された今までに味わったことのないような一品で、是非とも追加オーダーをお勧めします。
甘い層と塩味の効いた層のハーモニーが絶品!
今一番SNSでバズっているのでは?というカイムキの新しい顔。豊洲から直送しているという新鮮な海鮮をふんだんに載せた海鮮丼(ネギトロ、ウニ、いくら、蟹などを選べる)には、あおさのお味噌汁が無料でついてきて、物価高のハワイではリーズナブルな印象の価格帯。ランチ・ディナーどちらの営業時間もとにかく並んでいるので、週末は避けた方が無難かも。平日の開店前から並ぶか、クローズ前の時間帯が狙い目。
カウンター席のみの店内はいつも満員
ネギトロ丼 松 $29.95
どこか懐かしい風景の残る住宅街の中にレストランやお店が点在しているカイムキには、今回ご紹介できなかったお店もまだまだたくさんあります。朝ごはんからディナーまでエンジョイできるカイムキ・タウンは、バスやトロリーなどのアクセスも便利で、ワイキキからUberなどでも10ドルほどで行けるので、次回のハワイ滞在時には是非散策してみてください。