人気のライオンコーヒーで日本語工場見学ツアーに参加!創業160年以上の歴史も学べる

真っ赤なパッケージにライオンのロゴ。ハワイ好き、コーヒー好きな方なら、きっとご存知であろう老舗コーヒーブランド「ライオンコーヒー」。創業160年以上という歴史を誇る、すごいブランドなのです。今回は、カリヒエリアにある、ライオンコーヒー直営カフェ&焙煎工場の「ライオン・カフェ・アンド・ジェネラルストア」へ。日本語の工場見学ツアー、参加方法もご紹介します。

カリヒエリアの憩いの場、赤い外壁を目印に

青空に映えるライオンのロゴと赤い壁を目指して。早朝6:30からリピーターで賑わう人気店だ

ホノルル空港から車で10分程度、ワイキキからなら30分ほどのカリヒというエリアにある、ライオンコーヒーのカフェ。工場が立ち並ぶストリート沿いにあり、ひときわ目を引く赤い外観が目印です。

もちろん、ライオンのロゴもばっちり。外観の写真もフォトジェニックなので、記念撮影もお忘れなく!

ゆったりと過ごしたいカフェスペース。ローカル気分も味わって。

ウッディで広々とした店内には、やさしいコーヒーの香りとゆったりした雰囲気が漂います。天井が高いのも心地良いし、歴史を感じるノスタルジックな窓ガラスも素敵ですよね。

日によって種類が変わるブレンドや種類豊富なラテなど、その日の気分で最高の一杯を

ライオンレッドのカップもかわいくて、特別な時間を味わえるんですよね。ここで美味しいコーヒーを飲みながら、ついつい長居したくなっちゃう。足繁く通うリピーターが多いというのもうなずけます。

フレッシュでこだわりが詰まったコーヒー豆も販売

フレーバーもサイズも豊富にそろったライオンコーヒーは圧巻。ギフトにもぴったり

もちろん自慢のコーヒー豆も販売しています。一番人気の「バニラ・マカダミア」をはじめとする各種フレーバーコーヒーから、コナコーヒー100%のコーヒーなど、とにかく種類豊富。なにせ工場併設!焙煎したてのフレッシュな豆が並んでいるのですから、ライオンコーヒーを買うならここがおすすめです。

マウイ島産のコーヒーはまろやかで爽やかな味わいが人気

最近ではマウイ島産の100%マウイコーヒーなども販売しているので、ぜひお見逃しなく!売上の一部は、2023年夏の大規模火災から復興を目指しているマウイ島のサポート(マウイ・ストロング基金)にも寄付されているそうですよ。

美味しいコーヒーを購入することで、ローカルサポートの活動に参加できるというのも嬉しいですよね。

ライオンコーヒーの歴史も学べる「工場見学ツアー」、とにかく大人気

普段は見られないライオンコーヒー工場の中を日本語で案内してくれる見学ツアーは大人気!早めの予約を

そんなライオンコーヒーの焙煎工場は、ハワイ州最大規模!その工場内を日本語で案内してくれるツアーがあるのをご存知ですか?その名も「ライオンコーヒー工場見学ツアー」。毎週火曜・木曜・金曜日の10:00〜と13:00〜に、実施されています。

ライオンコーヒー、約160年の歴史が詰まったミュージアム。見ているだけでワクワクする

1回6名までの少人数でのツアーとなり、完全事前予約制。店内のライオンコーヒー・ミュージアムで受付をし、ここでライオンコーヒーの歴史について説明もしてくれます。なにせ、創業1864年というヒストリカルな会社。オハイオ州のトレドという場所で創設、そこから徐々に成長を続け、1900年初頭には「世界第二の焙煎量を誇る会社」にまで大きくなったのだそうです。

その後、少しの間の休眠期間を経て、ハワイへ1979年に移転してきたとのこと。よくぞ、ハワイへとたどり着いてくださいました。おかげで私たちは今、この美味しいコーヒーをハワイの味として楽しめています。

当時の様子を今に伝える、希少なコレクションがずらり。アメリカンでキュートなものがいっぱい

アメリカで現存する最古のコーヒーブランドの一つとしても知られるライオンコーヒー。ビンテージ感たっぷりのレアなアイテムに囲まれて、160年のヒストリーを学ぶ時間は、とても貴重です。それにしても1864年といえば、日本は江戸時代!そう考えると、なんとも感慨深いですよね。

ロッカーにもライオンのロゴが。しっかり守ってくれそうで頼もしい

貴重な歴史を学んだ後は、いよいよ工場見学へ!食品を扱う工場なので、手荷物は専用ロッカーに預けます。腕時計やアクセサリーも、外してロッカーへ。このロッカー自体も、存在感がすごいですよね。

普段は入れない巨大コーヒー工場の中へ、いざ!

参加者はもちろん、スタッフさんもしっかりヘアネットを装着してツアーを行う。

工場へ入るにあたっては、手荷物を預けるだけでなく、頭にはヘアネット、ひげのある方はひげカバーも装着。サンダルなど足元の出る履物の場合はフットカバーを着けての参加となります。

衛生上、タンクトップやサマードレスのような「袖のない服装」もNGとなりますので、参加する場合は気をつけましょう。

スケールの大きなコーヒー工場。迷子にならないように、しっかりスタッフさんについて進もう

とにかく広くて天井が高い工場内には、大きなコーヒー豆の袋や大型マシンがずらり。いつもはパッケージに入った状態しか見たことのないコーヒーたちが、こうやって作られているのか⋯など、発見がいっぱいです。

巨大ロースターでコーヒー豆を焙煎。香ばしい匂いが漂う中、目の前でコーヒ‐製造の過程を見ることができる

実際に動いている工場を見学するので、訪れるタイミングによって稼働しているポイントが違うのもお楽しみ。焙煎やフレーバー付け、そしてパッケージングなど、工程に沿って工場内を進みます。スタッフさんによる日本語での説明があるのもありがたい。少人数グループでまわるので、わからないことは随時質問もできちゃいます。

大型マシンと職人さんの手作業で、どんどんコーヒーが生産されていく様子は圧巻!

なかなかないレアな体験、ぜひじっくりご堪能くださいね。なお、取材時は特別に撮影許可をいただきましたが、通常は工場内へのカメラや携帯電話の持ち込みは禁止なので、撮影などができないことをご了承ください。

見学後は、フレッシュなコーヒーを試飲

試飲できるのは2種類。その日によって、フレーバーが違うのもお楽しみ。ミニカップもかわいらしい

こうしてコーヒーが香る工場見学を終えたら、ミュージアムへ戻ってコーヒーの試飲も!ミニカップで、その日のコーヒー(レギュラータイプとフレーバーコーヒーの2種類)を楽しめます。

販売されていない限定ロゴアイテムが嬉しい。見学ツアー参加者だけがもらえるスペシャルグッズだ

生産過程を見た後でいただくコーヒーは、また格別。参加記念のギフトとして、非売品のオリジナルグッズ(取材時は、ロゴ入りポストイットでした)までもらえちゃうんです。これはレア!お友達にも自慢できそうですよね。

カフェで扱う「限定アイテム」はお土産にもおすすめ

人気ブランド「YETI」とコラボのマグボトルなど、ここでしか入手できないグッズも多い。時間をかけて選ぼう

見学ツアーは約1時間。その後は、カフェで好きなドリンクをオーダーしてまったり過ごすも良し、ここでしか買えないオリジナルアイテムを購入するもよし。ロゴ入りのカップやタンブラー、マグボトルなどはお土産にも最適です。

ロゴ入りキャップをはじめ、Tシャツ、スウェットシャツなどが多彩にそろう。トートバッグやエコバッグも大人気!

さらに、ハワイ限定Tシャツやキャップなどもそろっています。ハワイ旅行の思い出に、いかがですか?

充実の工場見学ツアー、これだけレアな体験ができて一人$15は嬉しい!しかも、乗用車サイズの車の駐車場利用料も含まれているんですよ!これはありがたいですよね。(通常のカフェ利用の場合は、各自ストリートパーキングを探しましょう)

ツアーの予約、詳細については下記公式サイトをご確認ください。日本語で説明してくれているので、とてもわかりやすいです。
https://hawaiicoffeecompany.co.jp/roastery

大人気のツアーなので、予約はお早めに。楽しみいっぱいの時間を、ぜひお楽しみくださいね。

ABOUT WRITER
Ritsuko Matsumoto

ハワイ在住ライター&エディター。㈱リクルートでの広告制作などを経験後、2000年にハワイへ移住。ハワイ情報誌アロハストリートの編集長を経て独立、旬なハワイ情報を旅行雑誌やウエブサイトに寄稿。趣味はカフェ巡り。