安くて種類も豊富!お土産も日常使いも、スワップミートで思いっきりショッピング!

「物価が高くなって…」との声が、あちこちから聞こえてくる昨今ですが、そんな中でも、思わず嬉しくなってしまうお値段で、様々なものが販売されているマーケットがあります。それは、「アロハスタジアム・スワップミート」!

1979年に始まった屋外マーケットで、400店を超えるブースが並びます。旅行者の方はもちろん、地元の人々も買い物に集まるスワップミート。どんなマーケットなのか、詳しくご紹介します。

丸いアロハスタジアムをグルッと囲む駐車場が、マーケットに大変身

ハワイ最大の屋外アリーナとして大活躍したアロハスタジアム。入口には、ハワイらしく火山を模したモニュメントも。(写真: Hawaii Historic Tour LLC)

ホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港から、わずか4㎞ほど北にある「アロハスタジアム」。収容人数5万人のスタジアムで、1975年にオープンしてから、アメフトやサッカーといったスポーツの試合や、コンサート会場*などとして大活躍してきました。

*このスタジアムでコンサートを行ったのは、スティーヴィー・ワンダー、フランク・シナトラ、マイケル・ジャクソン、ローリング・ストーンズ、マライア・キャリー、U2など、世界的に有名なアーティストが多数!

老朽化のため、スタジアムは現在閉鎖されており、今後、解体されますが、新スタジアムの工事中も、その後も、スワップミートは継続が決まっているそうです。よかった!

ありとあらゆる物が、とにかく安い!

スワップミートの魅力は、何といっても豊富な品揃えと、商品の安さです。例えば、どんな物が売られているのか、見てみると…

カラフルなボタニカル柄が、何ともハワイらしい!

とてもハワイらしい柄の服が、子供用・大人用と、数多く売られています。在住者は日常使いに、旅行者の方も、ハワイ滞在中に着て過ごせば、気分が上がること間違いなし!持ち帰った後も、暑い夏場に大活躍しそうです。お値段は何と10ドル台から。フラ用のスカートもあります。

ハワイ産のネクタイの数々。オフィスがパッと華やかになりそう。

ハワイアン・プリントのネクタイは、1本15ドル。会社務めの方へのお土産に、いいかもしれませんね。

お土産を買い過ぎても大丈夫!大きさも様々なバッグが揃っています。

バッグを売るブースも、たくさんあります。リュックが10ドル、トートバッグは6ドル、スーツケースまで売られています。

アロハやオハナ(家族)など、ハワイ語が書かれた壁飾りもたくさん。

部屋をハワイの雰囲気に染めてくれるインテリア小物から、

数々並ぶウクレレの中には、アボカドやスイカをモチーフにしたユニークな物も。

本格的なウクレレまで売られています。本格的といえば、金を使ったハワイアン・ジュエリーや、100%コナ・コーヒーも。さらに、「おなじみ」の国からの輸入食品まであります。

「削りたこカマ」と、日本語のパッケージを発見!

お酒のお供、日本の「おつまみ」の数々です!

ナッツだけでも、有塩/無塩、殻付き/むき身など、選択肢の多さが魅力。

あられや中華菓子、ナッツ類、スープの素材になる貝柱や干しエビなどが並ぶ乾物屋さんには、地元の人が特に多く集まります。

お腹が空いても大丈夫!

大きな丸いスタジアムに沿って、2重、3重にお店が連なっているので、見て回るだけでも結構な距離を歩くことになります。さらに、歩く部分は、ほぼ日向で暑いので、途中でシェイブアイスを食べたり、軽食で休憩を取りながら、ゆっくり進むのもオススメです。

少し並んででも食べたい物がズラリ!中でも、やはりシェイブアイスは人気です。

食べ物を売るブースの数も、かなり充実。ハンバーガー、タコス、コーンなどなど、お祭りのような賑わいです。

楽しくて、あっという間に1~2時間経ってしまうほど。

迷子にならないために

スワップミート内には、同じ商品を売るブースがいくつもあるので、「あれ?もう1周したのかな?」「あの商品を売っていたお店は、どこだったかな?」と、自分がどこにいるのか、分からなくなることがあります。そんな時に目印になるのが、こちらの番号とアルファベット。

電灯のポールに掲示された1~13の表示が、位置確認の助けに。

駐車場が会場となっているので、駐車した所を覚えておけるようにと掲示されているサインを使って、「後でもう一度寄りたいお店」の位置を確認しておくと便利です。また、このサインは、家族や友人と別行動を取った時の待ち合わせ場所にしたり、「今どこにいるの?」「13Dにいるよ」と、電話で相手の位置確認をする時にも使えるので、このサインをあらかじめ知っておくと、迷子にならず安心です。

お手頃価格で、欲しくなってしまう物がたくさん集まるスワップミート。「物価高」という言葉を忘れてしまうようなショッピングタイムを、ぜひ体験してください!

ABOUT WRITER
さゆり ロバーツ

東京生まれ。英会話講師を経て、2006年より「ワイキキ・ダウンタウン歴史街道ツアー」の主宰者、および、ハワイ州観光局公認講師として、ツアーや講演活動等を行う。テレビやラジオ、雑誌等、メディア出演多数。趣味は旅行とカフェ巡り。