ハロウィン期間限定お化け屋敷「トライアル・オブ・フィアーズ」

トライアル・オブ・フィアーズ2024のポスター

毎年、ハロウィンシーズンになると、ハワイもさまざまなイベントで賑わいます。その中でも、特に人気を集めているのが、ワイキキトロリーが主催する期間限定のお化け屋敷「トライアル・オブ・フィアーズ」。こちらの体験レポートをお届けします。

毎年場所とテーマを変えて開催している人気イベント

今年はアラモアナセンター向かいのビルで開催

ハワイ旅行者の移動手段の強い味方「ワイキキトロリー」が、こんなホンテッドハウスを主催していたなんて知らなかったという人も多いのではないのでしょうか?2021年から始まり今年で4回目。毎年場所とテーマを変えて開催しており、今年は、2024年10月11日〜11月2日までの間、木金土日の週4日限定で、アラモアナセンター向かいのビルで開催しました。夜7時からのスタートで、6時40分に到着した時にはすでに並んでいる人たちがいました。その後続々と人がやってきて、あっという間に建物を囲むかのように長蛇の列に。ロコたちの間では人気のイベントで、毎年恒例行事として、楽しみに来ている人たちも多い様子でした。

2024年テーマ「デリリオ博士とモンスター教官たちから逃げろ!」

今年は、鬼才科学者デリリオ博士とその手下のモンスター教官たちが織りなす、恐ろしい実験室が舞台。参加者は、デリリオ博士のガスに感染し、そこから目を覚まし、朦朧とする中3つのチャレンジ(謎解き)に挑戦。無事デリリオ博士とモンスター教官たちから脱出できるか?という設定になっていました。

「脱出ゲーム」x「ホンテッドハウス」

入館前に注意事項の説明

このイベントの大きな魅力が、「脱出ゲーム」と「ホラー」の融合型。入口で並んだ順に8人組のチームを組まされ、その仲間たちと一緒に途中3つのチャレンジに挑戦していきます。

また今回は事前に、「このケージ頭のモンスターが出てきたら、カーテンの裏に隠れるように。そうすれば襲われることありません」と言われました。

チャレンジ1: 正しい扉選び

チャレンジ1の説明文

複数の扉があり、その中からゴールへと辿り着くための正しい扉を選ばないといけません。間違った扉を開くと、壁であったり、行き止まりの部屋であったり、モンスターが飛び出てきたりします。

チャレンジ2 :音符に合わせて正しいボタンを押す

チャレンジ2の説明文

楽譜を見て、そこにある音符にならって、壁中にはってあるボタンの中から正しいものを探して押していきます。一度間違えたら最初からやり直し。見張りのモンスターが襲ってこないかと不安になりながらも、正しいボタンを探し全てクリアしたら扉が開いて次へと進めます。

チャレンジ3: 臓器パズル

チャレンジ3の部屋の中

部屋の中央に、人体を模り、各臓器の部分が穴があいたものがあります。壁には臓器が入った瓶が置いてあり、それらを正しい臓器場所にあてはめていきます。間違えると(軽度の)電気ショックが流れます。

最後にデリリオ博士に迎えられ恐怖マックス

モンスターの頭を持つ デリリオ博士

無事3つのチャレンジをクリアしてゴールかと思いきや、最後はデリリオ博士自ら迎え入れられ、そこで彼のとっておきのモンスターの頭を胴体にくっつけます。すると合体した瞬間にモンスターが飛び起きて追いかけられます。走って逃げる途中、目の前にも13日の金曜日のジェイソンのようなモンスターがいて挟み撃ちに合うような恐怖にさらされながら走り抜けてゴール。

暗闇の迷路の中で恐怖を煽る演出

恐ろしいモンスターたちがたくさん

実際に体験してみると、常にモンスターが出てくるんじゃないかという恐怖心と闘いながら暗闇の迷路を歩く感じで、終始緊張しながらすすみます。チャレンジに直面した時も、モンスターたちが常にそばにいて、いつ襲われるんじゃないかと心臓バクバク状態。チャレンジの内容を理解しよとするにも、とても焦ってしまい中々内容がはいってきません。そこで落ち着いて冷静になれるかが鍵になります。また、途中ケージ頭モンスターも現れ、カーテンに隠れる場面もありました。もっと言うと、カーテンに隠れたのに結局カーテン捲られて襲われる羽目に。モンスター役たち全員、迫真に迫る演技で、想像以上に恐怖心を駆り立てられ、走らずにはいられずゴールした時には汗びっしょりでした。

恐怖の20分、体感は1時間

入館してからゴールするまでの時間を計ってみたら20分でしたが、体感的には1時間はいたような気分でした。途中「まだゴールじゃないの?」「いつゴールなの?」と思ったほど。それくらいの最恐体験でした。

アドレナリン爆発!最恐体験は「最高に楽しかった!」

中にいる時はとても恐かったはずなのに、ゴールをしたら「最高に楽しかった」と180度変わって充実感たっぷり。単なるホラーだけでなく、脱出ゲーム的要素があることで、「早くクリアして次に行きたい!」と焦燥感を煽るとともに、チーム一丸となって取り組むのでとても盛り上がります。

家族や友達と毎年行きたくなるイベント

今年初めてこのイベントを体験し、「これは毎年来たい」と思うイベントでした。毎年テーマが替わるということで、すでに「来年は一体どんなテーマだろう?」と思ってしまうほど、今から楽しみです。体験する前は、単なる普通のお化け屋敷かな?と思っていたのですが、演出も凝っていて、役者も気合いれて演じてくれているので、家族や友達と参加すればみんなで満足のいく楽しい時間を過ごせます。日本から観光で来た場合でも、期間限定のハワイのお化け屋敷はレア体験になりますし、良い思い出になること間違いなしです。

参加にするにあたっての注意点
  • 毎年場所とテーマが変わります

    今年はアラモアナでしたが、来年はまた違う場所になるので、主催者であるワイキキトロリーの最新の情報を必ずチェックしてください。

  • 事前にオンラインでチケット購入をおすすめ

    当日会場でチケット購入も可能ではありますが、人気イベントのため「満員」で入れなかったことを避けるためにも事前にオンラインでチケット購入がおすすめ。

  • デジタル同意書のサインを提出すること

    オンラインでチケット購入後に、イベント参加日までにデジタル同意書にサインして提出が求められます。Eチケットが送られてきたら見逃さないようにお気をつけください。

  • 時間に余裕を持って参加

    イベント参加当日は、並んだ順に入館するので時間に余裕を持って参加してください。夜のみのイベントなのでお子さんがいる場合(10歳以上参加可能)は特に、待ち時間もあることを念頭にいれて予定を組むのが大事になってきます。開館前に早めに行って並ぶことも可能です。

  • 動きやすい格好+つま先を覆った靴を推奨

    暗く狭い中、モンスターから逃げようと自然と走ってしまうので、怪我をしないためにも動きやすい格好+つま先を覆った靴での参加を推奨します。

  • 仮装する場合、マスクや小道具はNG

    仮装して参加することも可能ですが、マスクや小道具を持っての参加はNGになっています。

  • 役者を触るのは禁止

    お化け役の役者を触るのは禁止されています。

  • 携帯のフラッシュ使用禁止

    入口で蝋燭型のライトを支給されますので、その光をたよりにすすみます。携帯フラッシュは役者の妨げになるため禁止となります。

  • 携帯での撮影禁止

    館内での撮影は禁止になっています。

  • 以下の症状がある方は参加できません

    過去10日以内にCOVID-19が陽性だった方、発熱またはインフルエンザのような症状がある方、既往症のある方、妊娠中の方、ギブスや骨折している方、呼吸器疾患、心臓疾患、精神疾患、てんかん、発作を起こしやすい方、体力に自信のない方。

ABOUT WRITER
Miki Cabatbat

フリーランスライター&ポッドキャスター。ハワイ在住歴12年。東京のラジオ局勤務時に、ハワイから特番を放送したのがきっかけでハワイ好きに。2010年に意を決してハワイ留学をし、その後結婚し定住。2004年からはフリーランスライターとしても活動を始め、さまざまな雑誌/書籍/Web等で執筆。

Podcast 「ハワイの主婦発信★海外生活リアルRadio」配信。2021年11月 Kindle本「アフターコロナの海外留学 : ハワイ生活案内」をリリース。