ハワイ通が秘密にしたい絶景スポット、チャイナウォールズ

ハワイ・オアフ島の絶景スポットと言ったら、どこを思い浮かべますか?ダイヤモンドヘッド、ラニカイビーチ、それともタンタラスの丘?今回はローカルお薦めの知る人ぞ知るフォトスポット、チャイナウォールズをご紹介したいと思います。

底抜けに青い海と裏から見るダイヤモンドヘッドの眺め

ローカルの間では割と有名なこの断崖スポット。チャイナウォールズという通称で親しまれています。大昔に海抜6千メートルの海底から、溶岩が何度も次々と流れ出し、波によって削られ幾重もの岩層をもつ岩壁が作られ、このような景観が生まれました。因みに、チャイナウォールズという名前は、万里の長城のように見える事から付けられたそうです。確かに切り立つ壁が、あのグレートウォールを思い起こさせますね。

夕陽が綺麗に見えるため、夕方は地元の人達や米国本土からの観光客で少しずつ賑わうようになってきてきたようですが、昼間はまだ人影もまばらで、観光客は少ないです。岩壁に立つと、目の前にはワイキキやアラモアナとは違う一層青さの濃い海が広がり、正面にはダイヤモンドヘッドが見えます。ここから見るダイヤモンドヘッドは、「女神ペレの寝姿」だといわれているそう。確かに左側が頭で、仰向けに寝ているように見えますね。海風を感じながら、岸壁に押して返す波を眺めていると、なんとも心が穏やかになります。

チャイナウォールへの行き方

チャイナウォールズは、高級住宅街、ハワイカイの中でも海に突き出したポートロックと呼ばれる地域にあります。シュノーケルスポットとして有名なハナウマ湾のちょうど裏辺りです。近くにバス停がないため、レンタカーで行くのがベスト。但し、パーキングはないので、近くの路上、Hanapepe Loopという通り沿いに縦列駐車することになります。ハワイは車上荒らしが多いので、荷物は車内に置いて行かないようにしてくださいね。もしくは、Uberやタクシーなどを使う手もあります。

市バスで行く場合は、以前ワイキキからハナウマ湾方面へ走っていた22番の路線が廃止になってしまったので、不便になってしまいました。ワイキキからですと23番に乗ってハワイカイで1L番に乗り換え、ココマリーナセンター前で下車。もしくは、2番や13番のバスに乗り、キング通りやカピオラニ通りで同じく1L番のバスに乗り換えでも行けます。Google検索でいくつか行き方が出てきますので、参照するとよいですよ。また、ワイキキトロリーのブルーラインでもココマリーナセンター前の停留所まで行けます。しかし、どちらの停留所からでも徒歩で30分程度かかりますので、時間と体力に余裕を持って行きましょう。

路上駐車ができるHanapepe LoopからHanapepe Placeという道に入り、突き当たりにある小さな公園、Koko Kai Beach Park(ココカイ・ビーチ・パーク)があります。「China Walls」と書いてあるウォールアートがあるので、わかり易いですね。公園の奥から小道を降りて行くと、そこがチャイナウォールズです。この小道は、急で滑りやすいので、降りる時は注意が必要。お尻をついて降りないと転びそうなので、砂で汚れてもいいパンツを履いて行くことをお薦めします。また、チャイナウォールズ周辺にはトイレも水飲み場もないので、それを念頭に置き、準備をしてからお出かけください。

実はサーフスポットしても人気

チャイナウォールズは、リーフブレイクでとても良い波が立つサーフィンスポットでもあります。特に、波のある日はグーフィーの波(左側に割れる波)がとっても迫力満点。ですが、あくまでも超上級者向けのスポットなので、初心者サーファーは決してチャレンジしないように!上から眺めるよりも波はずっとパワフルで、スピードもあります。断崖に近いところで波が割れることもあり、過去には死亡事故もあったほど危険です。

そんな上級者に人気のサーフスポットも、波が穏やかな日にはティーンエイジャー達の遊び場になります。今回撮影に訪れた日は比較的波が穏やかで、高校生とみられるグループが崖から何度もジャンプダイブを楽しんでいました。また、沖にはカメラ片手にハイドロファイルボード(水中翼がボードの下に付いているもの)を楽しむ人がいて、気持ちよさそうでしたよ。

自然の力を油断せず細心の注意で安全に

残念ながら海には事故がつきものなのが常。ここチャイナウォールズでは、海に入らずとも十分な注意が必要です。事故が多いため、このような注意を促す看板がちゃんと置いてあります。

波というのは一定でなく、突然大きな波が岩壁を叩きつけることがあります。予期せず波に攫われることのないように、波には背を向けないであまり水際に近づき過ぎるのは避けましょう。また、濡れた部分の岩肌は藻で覆われていることも多く、とても滑りやすいです。写真を撮るのに夢中で足を滑らせた、なんてことのないよう、十分に注意を払ってください。お子様連れで行くのはお勧めしませんが、万が一行かれる場合はお子様から絶対に目を離さないでください。ご自身、ご家族の安全は自己責任ということをお忘れなく。

そんなチャイナウォールズですが、安全さえ気をつけていれば、記念に残る思い出のフォトスポットになるはずです。次回のハワイ旅行ではローカル気分でこの素敵な邸宅街に隠れた絶景スポットを訪れてみてはいかがでしょうか。

この記事のキーワード「チャイナウォールズ,ビーチ,ダイヤモンドヘッド」に関連するユーザからの投稿
ABOUT WRITER
デコスタなおこ

美的ブランディング戦略コーチ。起業家向けに“自然にお客様を引き寄せる”ブランド作りをサポート。短時間のヒアリングから言葉とデザインで的確に世界観を表現するランディングページ、SNS魅せ方コンサル、ライブ配信サポート等のサービスを提供。

提供サービス・SNSリンク集