ハワイの人が1番住んでみたい街とよく口にするのが、風光明媚な「ハワイカイ」。東オアフに位置する閑静な住宅地は、ワイキキから車で30分程。ワイキキを飛び出して、ハナウマ湾やシーライフパークといった観光地もあるハワイカイをちょっとのぞき見してみよう!
先ずは東オアフの王道観光スポット「ハナウマ湾」へ。火山の火口が波の浸食で美しい入り江になった自然公園は、火山の噴火で形成された湾の透明度が高く、サンゴ礁と波打ち際まで泳いでくる熱帯魚たちの美しさは感動ものです。スノーケリングで海の中を覗いてみれば、約100類もの魚に囲まれて最高の気分!自然保護区のため、入園後には環境保護についてのビデオ鑑賞が義務付けられています。入場は予約制。
パワフルな海のエネルギーが感じられるオアフ島東海岸の「サンディビーチ」は、自然色のコントラストが美しく、観光客が少ない穴場ビーチとして知られています。全長約500メートルの砂浜は開放的。ただし、波が非常に大きいので遊泳には向きませんが、果敢にビッグウェイブに挑戦するサーファーやボディライダーを応援しているだけでも楽しめます。おすすめは夜明け前の早朝。神々しい朝日を見れば、大自然の息遣いを感じられるはずです。
「マウナルアベイ・ビーチ・パーク」は、美しいサンセットが見える絶景スポット。左手に見えるのはココヘッドと美しい住宅地。釣りにカヤック、カヌー、ダイビングなどのマリンスポーツが盛んです。緑豊かな芝生やベンチもあり、近くに住むロコたちの憩いの場と言えばここでしょう。
家族連れでもハイキングが楽しめる「マカプウ・ライトハウス・トレイル」。灯台がシンボルのマカプウは、実はパワースポットとしても有名です。岬へ向かうトレイルの途中には、火の女神ペレが座って休んだと言われる「ペレの椅子」が鎮座。ラビットアイランドを望むマカプウ・ビーチパークのそばには、潮だまり(タイドプール)があって、昔ハワイの神官がヒーリングプールとして使っていたという伝説もあります。
マカプウの先にあるのが、ハワイに住む子どもであれば、遠足などで1度は訪れたことのある「シーライフパーク」。イルカと遊んだり、餌付けもできる体験プログラム、イルカやアシカのショー、ペンギンやウミガメにも会えるなど楽しさ盛りだくさん。観光客にも一押しのアクティビティが楽しめるスポットです。
ハワイでハイキングと言えば「ココ・ヘッド・トレイル」。見た目以上にレベルが高いハイキングコースです。昔、トロッコ用に作られた線路の枕木が頂上まで続き、それを階段代わりに登っていく往復2.6キロのコース。ジョギングと同じ感覚で、ワークアウトとして毎朝登るというハワイカイの住人も結構いるようです。片道1時間ほどかけて登った頂上から見渡すパノラマの絶景は感動もの!
また、ふもとの「ココヘッド・ディストリクト・パーク」では、テニス、バスケットボール、バレーボールのコートや施設が充実。広い公園は子どもたちの日常の遊び場として人気です。
ここからは、ハワイカイの中心にあるショッピングセンターをご紹介しましょう。高級住宅が立ち並ぶ瀟洒な街には、ワイキキとはちょっと異なる、のどかで穏やかな空気が流れています。マリーナを囲むように、ハワイカイショッピングセンター、ハワイカイ・タウンセンター、ココマリーナ・センターがあるので住むのに全く不自由はしません。
「ココマリーナセンター」は、レストランやカフェ、映画館、マリンスポーツ専門店などが並ぶショッピングセンターです。一番有名なのは「モエナカフェ」でシナモンロールパンケーキ目当てに、わざわざ観光客がバスに乗ってやって来るほど。
また、美しいヨットハーバーに面した「コナ ブリューイング カンパニー」は、夕陽を待ちながらハワイ産のビールで乾杯するの最高のビア・レストラン。ハワイ島に拠点を置く地ビールメーカー直営なのでビール党にはたまりません!風通しのいいオープンエアの広々としたレストランに、訪れた甲斐があったと大喜びすること間違いなしです。
他にも「ハワイカイショッピングセンター」にはスーパーマーケットの「セーフウエイ」やハワイのドラッグストアチェーン店の「ロングスドラッグス」、「ハワイカイ・タウンセンター」には、日本人にもおなじみの「コスコ(コストコ)」やマリーナビューが楽しめるサンドイッチ店「マラ・マーケット」もあり、充実した郊外ライフが実現できます。
ハワイカイは、マリーナを中心にした高級住宅街ですが、その住宅街を取りまく大自然の美しさが何よりも圧巻です。それもそのはず、何もないところに綿密に計画・設計されて出来上がった他に類をみない街がハワイカイ。だからこそ、ショッピングセンター、病院、学校、公園など重要な施設が全て備わっているので、住人はわざわざ遠くに行く必要もなく、郊外ライフをエンジョイしています。ハワイカイに住む人たちとの日常と大自然が共存している様子に、一味違ったハワイを感じるはずです。