一粒で二度美味しいハワイ島 〜ビッグアイランドの魅力をご紹介〜

広〜いビッグアイランド

「ビッグアイランド(Big Island)」の愛称で親しまれているハワイ島は、その名の通りハワイ州最大の島で、東京都の約5倍ほどの広さを誇ります。空港も島の西側と東側に、コナ国際空港とヒロ空港の2つあり、島内のそれぞれのエリアによって違った顔を持っているハワイ島の魅力を、厳選したお勧めスポットのご紹介と共にお伝えしたいと思います。

1. ハワイ島の位置

ハワイ諸島は、全部で137の島々から構成されていますが、一般的に知られている主要な島は、ハワイ島、マウイ島、オアフ島、カウアイ島、モロカイ島、ラナイ島、ニイハウ島などで、その中でも最大の面積を持つ島がハワイ島です。ハワイ諸島の中で最も南東に位置し、太平洋の中心部に位置するこの島までは、アメリカ本土からは約3,800km(約2,400マイル)、日本からは約 6,600km(約4,100マイル)離れています。

2. アクセス

日本からハワイ島までのアクセスは、直行便で約 7.5〜9時間ですが、以前直行便を就航していたJAL、ハワイアン航空どちらの航空会社も運休となっています。(2025年6月現在)ホノルル経由の乗継便を利用すると、コナまでのフライト時間は約50分ですが、ホノルル到着時に国際線から国内線に乗り継ぐため、入国審査を受ける必要があります。混雑する可能性も考慮すると、乗り継ぎ時間は最低でも2時間は見ておくと安心です。

ハワイ島の西側に位置するコナ国際空港

3. ハワイ島の主なエリア

ハワイ島には、コナ国際空港(KOA)とヒロ国際空港(ITO)の二つの空港があります。この空港周辺の街であるコナとヒロは、ハワイ島の西側と東側に位置し、この二つの地点をドライブすると、片道1.5〜2時間程度かかります。島の真ん中にある2つの火山、マウナケア(休火山)とマウナロア(活火山)を越えて移動します。

1)カイルア・コナ(Kailua-Kona)

コナ国際空港から近くの西海岸に位置し、観光地や古くからのリゾートが集中している地域。海岸沿いにコンドミニアム形式の建物が立ち並び、レストランやショップもたくさんあります。

カイルア・コナのハーバー(港)

2)ワイコロア(Waikoloa)

ハワイ島の西海岸、カイルア・コナの北に位置するワイコロアは、コハラ・コースト沿いに高級リゾートや住宅街のあるエリア。白砂の美しいビーチや、リゾート内には大規模なプールがあり、ゴルフ場が併設されているホテルも多く、ショッピング・エリアもリゾートに隣接しているので、滞在型の休暇を楽しみたい人達に人気があります。

リゾートからは隣接したゴルフ場が見える

3)ヒロ(Hilo)

東海岸に位置し、昔ながらのハワイの街並みが残るのんびりとした雰囲気の街。年間の降水量が多く、ハワイの中でも最も雨の多い地域の一つで、滝や渓谷が広がり、熱帯植物などが生い茂る自然が豊かなエリアでもあります。

昔から変わらない雰囲気のヒロの街並み

4)ボルケーノ(Volcano)

ハワイ火山国立公園(Hawaiʻi Volcanoes National Park)を中心に、主に キラウエア火山 と マウナロア火山 の周辺地域のことで、ハワイ先住民にとっても「火の女神ペレ」の聖地として崇拝されてきた土地です。

ハワイ島内の各地で見ることの出来る溶岩の痕

ちなみにハワイ島内には3つの火山があります。日本でもニュースなどで取り上げられるキラウエア火山は、非常に活動的で、最近では5月3日よりプナ地区で噴火活動を始め、2025年6月現在も活動が続いています。その隣にあるのが、世界最大の活火山であり、「長い山」という意味を持つマウナロア火山。そして標高が高く、冬には雪が積もることから「白い山」という意味を持つマウナケア山は、休火山で山頂に世界有数の天文台群があることで有名です。

マウナケア山頂の天文台群

4. お勧めスポット
〜コナ国際空港近くのお勧め〜
1)ビッグアイランド・アバロニ(Big Island Abalone)※閉店

養殖の鮑で有名な、カイルア・コナの養殖場、ビッグアイランド・アバロニ(Big Island Abalone)では、直売所で新鮮な鮑を購入することができます。滞在先にキッチンやグリルが付いているのであれば、ちょっと豪華なBBQを楽しむことができます。現地にはフード・トラックもあるので、その場で食べることも可能。柔らかく調理された鮑は絶品です!

(写真左から反時計回り)蒸した鮑をガーリック・バターで味付けしたガーリック・バター・アバロニは、ハーフパウンド(約225g)で鮑が15ピースほど入っていて$25、小振りな鮑を薄切りにした刺身は1ピース$8、サイドの白ごはんが$3.50

2)ミセス・バリーズ・クッキーズ(Mrs. Barry's Cookies

創業以来45年もの間、変わらない人気のクッキー屋さんで、コナ土産の定番として有名なこちらのお店。店頭で大きなガラスのクッキージャーに入った、色々な種類のクッキーを選んで買うことができます。おすすめはホワイトチョコレート・マカデミア・クッキー。大きめサイズでザクザクっとした食感が病みつきになるこちらのクッキーは、賞味期限が2週間程あるので、日本へのお土産にもお勧めです。

好きなフレーバーを選んで1枚から購入可能(1ダース(12枚)購入して、税金・クレジットカード手数料も含めて15ドル程)

〜ヒロ国際空港近くのお勧め〜
ロウ・インターナショナル・フード(Low International Food

ヒロ国際空港から車で10分ほどのヒロの町にあるこちらのお店は、レインボー・ブレッド(Rainbow Bread)という、グアバとマンゴーを練り込んだほんのり甘い、ふわふわのスウィート・ブレッドが有名。カイルア・コナやワイコロアなどの島の西側からは、車で1時間半ほどかかるので、1日観光の時間が取れる日に計画するのがお勧めです。

この看板が目印

ピンクとオレンジのコントラストが可愛いレインボーブレッド

いかがでしたか?まだまだ他にもたくさんあるハワイ島の魅力ですが、今回はざっくりまとめてご紹介しました。オアフ島からは国内線で1時間以内で行けるハワイ島は、フライトや送迎のパックになった日帰りのツアーなどもあるので、次回のハワイ旅行の際には1日計画してみてください。

ABOUT WRITER
SoMa

2001年よりハワイ在住。Island Style Everydayをテーマに東京を中心にハワイ系イベント出店や、パーソナルショッパーとしても活躍中。インスタグラムでハワイからの投稿が人気。