せっかくハワイに来たのだから、ただただ車や公共交通手段で移動するのではなく、移動中もハワイを楽しみたい! そんな方にぜひおすすめしたいのがワイキキトロリーです。窓のないオープンエアの車体でハワイの風を体で感じながら、陽気なドライバーのガイドで一層ハワイ気分を盛り上げ、安全に楽しく定番スポットから穴場スポットまで行ける観光エンターテインメントです。
オアフ島には、市バス、(2023年に鉄道が開通しましたが、2025年1月月現在西の一部エリアでの運行のみとなっています)タクシー、ウーバーなどの配車サービス、自転車レンタル、レンタカー、トロリーなどたくさんの選択肢があります。
初めてハワイを訪れるという方や英語が苦手という方には、市バスやタクシーは少しハードルが高めです。レンタカーもハワイに何度も来られている方や遠出する方にはおすすめなのですが、ハワイはレンタカー代とは別に、駐車場代、ガソリン代も高めなので、合算するとシーズンによってはかなり高額になることも。ご利用の旅行会社のオプションでつけられる旅行会社が運行するトロリーは便利ですし、日本語で運行されていて安心なので、そちらを飛行機やホテルと一緒に予約するのもよいのですが、今回はいろいろな交通手段の中からハワイならではの「ワイキキトロリー」おすすめしたいと思います。

ワイキキトロリーのドライバーはタレントぞろい!
日本で一番有名なワイキキトロリーといえばピンクラインではないでしょうか。アラモアナ⇔ワイキキ間を15分毎に走るオレンジ色の2階建てバス。ハワイに来たことがある方も、日本のテレビなどで紹介されているのを見たという方も少なくないはず。このピンクラインのイメージが強すぎて、ワイキキトロリーはハワイの交通手段というイメージが定着しているようですが、実はワイキキトロリーは乗り降り自由なガイド付き観光エンターテインメント。窓のないオープンエアのトロリーや2階建てバスから見る景色は乗用車や窓のある観光バスの車窓から見る景色とは全く異なり、ハワイの壮大な自然がハワイの心地よい風に乗って迫ってくる臨場感を体感できます。でもこれだけではほかのトロリーと変わらないですし、エンターテインメントとは呼べない気がしますよね。なぜ、ワイキキトロリーがエンターテインメントかというと、なんといってもワイキキトロリーの一番おすすめポイントは芸達者なドライバーたちなのです。社内外のプログラムでスペシャルトレーニングを受けているドライバーは安全運転はもちろんのこと、おしゃべりが本当に上手!知識豊富で歴史や観光スポットの案内はプロですし、ウクレレを弾く人、歌を歌う人、休憩スポットでフラを踊る人、ジョークで盛り上げる人。ドライバーによって違うタレントを、存分に生かしたツアーを行うため、同じラインに何回乗っても違うツアーになり全く飽きないんです。

陽気なドライバーのガイドとノリのよい乗客との掛け合いが楽しめるのはワイキキトロリーだけ!
ワイキキトロリーの乗客のほとんどは世界各国からハワイを訪れている旅行者で特にブルーライン、レッドラインは半数以上が日本以外からの旅行者です。陽気なドライバーのガイドとノリのいい乗客との掛け合いは、英語が分からなくても雰囲気だけで充分楽しいですし、窓の外の景色を眺めるだけ、目的地に到着するために乗る交通手段とは異なり、乗車そのものがよい思い出になること間違いなしです。車内では日本語はあまり通じませんが、ワイキキトロリーのウェブサイトはすべて日本語表記、またメールでのお問い合わせは日本語で対応してくれます。
公共交通機関やその他の交通機関と違い、ワイキキトロリーの4日と7日全ライン乗り放題チケットは連続していない4日または7日で好きな時に好きなラインに乗車が可能です。
4日全ライン乗り放題チケットを利用する場合は
- 1日目 : トロリー乗車
- 2日目 : トロリー乗車
- 3、4日目 : レンタカーで遠出
- 5日目 : トロリー乗車
- 6日目 : ワイキキでのんびり&ショッピング
- 7日目 : トロリー乗車
といったスケジュールで、使い始めたら毎日使わなければいけないという事もなく、好きな時に好きな場所へ好きな手段で行くことができます。利用開始日以外は購入時に乗車日や乗車ラインを指定する必要もないので、天候などの状況に合わせて当日に乗車ラインを決めたり、行先を決めることも可能です。また一見他社に比べてだいぶ高額に見えるワイキキトロリーの1日全ライン乗り放題チケット、実は2日目が無料で乗り放題になるキャンペーンを長く実施しており、実質2日乗り放題。2日間乗れると考えるとお得ですよね。ワイキキトロリー全ラインを1日で乗りこなすことも不可能ではないのですが、せっかくなら2日間たっぷりと楽しんじゃいましょう。

ワイキキトロリー日本語ウェブサイト
ワイキキトロリー公式ウェブサイトでは、頻繁にオンライン限定のセールやキャンペーンを行っています。ハワイ旅行が決まったら、ワイキキトロリーウェブサイトをチェックして、行きたいところ、行く日などにあわせてお得なチケットを事前に予約しましょう。
ここまでは「ワイキキトロリー最大の魅力ポイント」を4つ挙げてきましたが、伝わりましたでしょうか。ここからは、実際に予約するとき、乗車するときの一般情報を説明します。

全ての停留所で必ず停車するので乗り降り簡単!
ワイキキトロリーには4つのコースがあり、わかりやすくカラーコードされています。

ブルーラインで東海岸の絶景ドライブ
ワイキキトロリー1番人気のライン。ワイキキからダイヤモンドヘッドの横を抜け、東海岸の絶景を見学しながら、オアフ島最東端のマカプウを通りシーライフパークで折り返す、1周110分のコースです。2025年1月からはオープン以来大人気のカハラマーケットとオアフ島屈指のグルメストリート、モンサラット通り(パイオニアサルーン停留所)にも停車しています。
ブルーラインおすすめスポット: ハロナ潮吹き岩、シーライフパーク、ココマリーナ、カハラマーケット、カハラモール、ワイキキ水族館

カメハメハ大王像などレッドラインには観光スポット多数!
レッドラインは、ハワイの歴史や文化をディープに探索できる、特に欧米からの旅行者に人気のツアー。ダウンタウンやチャイナタウン、カカアコではおしゃれなカフェ巡りやランチもおすすめ。
レッドラインおすすめスポット: イオラニ宮殿、出雲大社、カカアコ、カメハメハ大王像、パンチボウル、フォスター植物園、ホノルル美術館、ダウンタウン、アロハタワー、ワード、アラモアナ・ビーチ・パーク

ルートが新しくなり、ますます便利になったグリーンラインでダイヤモンドヘッドへGO!
グリーンラインは、ダイヤモンドハイキングや毎週土曜開催のKCCファーマーズマーケットへ行く日本からの旅行者に1番人気のラインです。2025年1月からは話題のグルメが集まるモンサラット通りへのアクセスも可能に!アサイーボウルが有名なカフェや注目のマラサダのお店、見た目もかわいいシェイブアイス店、プレートランチの人気店などなど、ダイヤモンドヘッドハイキングの前後で朝食やランチに立ち寄るのはもちろんのこと、パイオニアサルーン停留所でブルーラインとの乗り換えも可能になるので、ブルーライン観光の後にワイキキまで戻らず、グリーンラインに乗り継ぎ、ダイヤモンドへ行くという事も可能になります。
グリーンラインおすすめスポット: ダイヤモンドヘッド、KCCファーマーズマーケット(土曜のみ)、カハラルックアウト、モンサラット通り(ボガーツカフェ停留所&パイオニアサルーン停留所)

オレンジの2階建てバスが目印のピンクライン
ワイキキ⇔アラモアナ間を巡回しているピンクラインは、便利なのはもちろんのこと、ワイキキビーチやアラモアナビーチの絶景を2階建てバスで楽しめる約60分のツアーとしても人気です。2階の1番前の席があいていたらぜひ座ってみてください。ハワイの木々や花、パノラマの景色をお楽しみいただけます。
- 1. ワイキキトロリーウェブサイト
- https://waikikitrolley.com/jp
- 2. ワイキキトロリーチケット売り場
-
ワイキキ・ショッピング・プラザ メインロビー(1階)
2250 Kalakaua Ave. Honolulu, HI 96815(Map)
年中無休 : 8 AM – 5 PM
チケット種類 | 大人(12歳以上) | 小児(3-11歳) |
---|---|---|
7日全ライン乗り放題 | $85.00 | $56.00 |
4日全ライン乗り放題 | $74.00 | $45.00 |
1日全ライン乗り放題(+2日目無料) | $62.00 | $34.00 |
1日1ライン乗り放題(ブルーorレッド) | $34.00 | $22.00 |
1日1ライン乗り放題(グリーン) | $20.00 | $14.00 |
1日1ライン(ピンク) | $6.00 | $6.00 |
ワイキキトロリーの乗車方法はとてもシンプル!ワイキキトロリーは市バスとは違い、すべての停留所に必ず停車するので、乗りたいトロリーが来たら、チケットをドライバーに提示して乗車する、これだけです。トロリーには窓がなく、帽子、サングラス、座席や床に置いた荷物など、車が揺れたり強い風が吹くと車外に飛んでいってしまうことがあります。トロリーはいったん出発すると、危険防止のため次の停留所まで停車できないため、飛ばされてしまわぬよう注意しましょう。また、主なトロリー乗車のルールとして、ベビーカーは畳んで乗車すること、(窓がないのでカーブや停車時などに揺れると大変危険です)膝の上に乗らない大きな荷物は持ち込まないこと、小さなお子様は壁のあるトロリー中央または大人の内側に座らせること、飲食はほかの乗客の迷惑にならないようなものに限定してOK(蓋のある飲み物やぼろぼろとこぼれない食べ物など)の4つがあります。開放的でとても楽しいトロリーですが、安全に楽しむためにルールは守って乗車しましょう。
乗車時同様、降車時もトロリーは必ずすべての停留所に停車いたします。ドライバーが停留所をアナウンスするので、焦らず忘れ物には注意して完全に車が停まってから降車しましょう。
ブルーラインとレッドライン、グリーンラインは交通状況にもよりますが、マップや時刻表に【観光写真撮影スポット】と入っている停留所で数分の撮影タイムがあります。停車時にドライバーより停車時間のアナウンスがあるので、トロリーが停車したら荷物をもって降車し、景色や観光名所を楽しんでからまた同じトロリーに乗車することができます。その際は、ぜひドライバーに声をかけて写真を撮ってもらったり、その場所の歴史や背景について質問してみてくださいね。
せっかくのハワイ、滞在中はずーっとハワイを感じていたいですよね。次回のハワイは、ワイキキトロリーで移動中もどっぷりとハワイに浸ってみませんか?