お土産にもおすすめ!歴史ある町ワイアルアのオーガニックソープ

オアフ島・ノースショアのハレイワから車で10分ほど行くと、かつてはサトウキビのプランテーション農園があったというワイアルアという町があります。 オールド・ワイアルア・シュガー・ミル(Old Waialua Sugar Mill)という、製糖工場の跡地にあるノースショア・ソープ・ファクトリーを覗いてみました!

ピラミッドのような形の建物が目印

1. アクセス
1)ワイキキから

ソープ・ファクトリーのあるワイアルアへはワイキキから車で約1時間、H1フリーウェイからH2へと進み、そのままウィリキナ・ドライブ(Wilikina Dr.)へと繋がる道を進みます。しばらく行くと、ドール・プランテーション方面に向かうカマナヌイ・ロード(Kamananui Rd.)との分岐点が見えてきますが、ここを右折せず、そのまま直進してください。ワイアルア・フレッシュ・エッグス(Waialua Fresh Eggs)で有名な養鶏場のあたりで、カウコナフア・ロード(Kaukonahua Rd)と合流しますが、まだまだ直進。最終的に道の名前がファーリントン・ハイウェイ(Farrington Hwy)に変わって、緩やかに右折する道グッドエール・アヴェニュー(Goodale Ave)を進むと、右手にAlohaのガソリンスタンドが見えてきます。その先、ケアロハヌイ・ストリート(Kealohanui St)を左折したら到着です!

2)ハレイワ・タウンからのアクセス

ハレイワ・タウンのメインストリート、ジョセフ・P・レオン・ハイウェイ(HI-83/Joseph P Leong Hwy)をホノルルへと戻る方向へ進むと、カメハメハ・ハイウェイ(Kamehameha Hwy)と表示された信号が見えてきます。その交差点の右折レーンから右に進んで、ワイアルア・ビーチ・ロード(Waialua Beach Rd)を直進。ワイアルア・ディストリクト・パーク(Waialua District Park)の角を左折して、グッドエール・アヴェニュー(Goodale Ave)を進むと、前方に高い煙突と白い三角錐の建物が見えてきます。STOPサインの標識を右折して、ケアロハヌイ・ストリート(Kealohanui St)へ入るとすぐ到着です!

3)ザ・バス(The Bus)を利用する場合

ワイキキからだと、数回バスの乗り換えが必要で片道2時間半程かかります。ワイキキからアラモアナ・センターまで出て、コナ・ストリート(Kona St)+ピイコイ・ストリート(Piikoi St)のバス停から52番 ホノルルーミリラニーハレイワ(Honolulu - Mililani - Haleiwa)行きのバスに乗ったら、ウィード・サークル(Weed Circle)+カウコナフア・ロード(Kaukonahua Rd.)の停留所で下車します。同じ停留所から521番 ワイアルア(Waialua)行きのバスに乗り換えて、グッドエール・アヴェニュー(Goodale Ave)+ナウアヒ・ストリート(Nauahi St)の停留所で降りたら、進行方向へ向かって進み、その先、ケアロハヌイ・ストリート(Kealohanui St)を左折したら、到着です!バスの運行本数は限られているので、帰りのバスの時間帯も考慮して、事前にしっかりプランニングしてください。

ケアロハヌイ・ストリート(Kealohanui St)に入ると軽トラの標識がお出迎え

2. ワイアルア・シュガー・ミルの歴史

ワイアルア・シュガー・ミル(製糖工場)の歴史は、1865年に宣教師レヴィ・チェンバレンの息子達が始めたサトウキビ農園からスタートします。チェンバレン・プランテーション(Chamberlain Plantation) として知られたこの農園は、経営が上手くいかず、1875年に売却されました。その後、新しい経営者の一人が1888年に亡くなると、1898年に、当時最大の産業であったサトウキビのプランテーションと製糖に携わり、ハワイの経済を牛耳っていたビッグ・ファイブと呼ばれるハワイの5大企業の1つ、キャッスル&クックが農園を購入し、ワイアルア農業会社(Waialua Agricultural Company)を設立。その後、新しい工場の建設や、耕作地を拡大して、鉄道システムの建設なども行い、灌漑システムを最大限に活用することにより、砂糖の生産量はどんどん増加していきます。ドールの子会社となったワイアルア・シュガー・カンパニーは、1991年までにハワイの砂糖の8%を生産していましたが、生産コストの上昇に伴い、販売価格との釣り合いが取れなくなり、1996年10月に閉鎖。100年ものあいだ稼働したこのプランテーションは、オアフ島で最後に閉鎖されたサトウキビ農園となりました。

プランテーション農園(ドール・プランテーション)

3. ノースショア・ソープ・ファクトリー

ワイアルア・シュガー・ミルの跡地にある、ノースショア・ソープ・ファクトリー(Northshore Soap Factory)の工場と隣接するショップは、2001年に創業したハワイアン・バス&ボディ(Hawaiian Bath & Body)の店舗で、全てハワイ産の原料(ククイナッツ、ココナッツ、マカデミアナッツ・オイルなど)を使用した、環境とカラダの両方にやさしいオーガニックのソープやハンド・ローションを手作りしています。

白い三角屋根のなかは、プラネタリウムのように大きな空間が広がります

店内には、ハワイらしいプルメリア、ピカケなどの香りはもちろん、マンゴーやパイナップルなどの南国フルーツの香り、ラベンターやサンダルウッドなど、バラエティ豊かな香りの石鹸がたくさん。エッセンシャルオイルを使用したものと、香料を加えたもの、エッセンシャルオイルと香料を混ぜたものなどがあるそうなので、お気に入りの香りがきっと見つかるはず。ハワイアン・バス&ボディの商品は、オンライン・ショップ や、オーガニック系スーパーなどでも、購入が可能です。

お店の入口に一番近いコーナーにあるのが、エッセンシャルオイルを使用した石鹸

ソープ・ファクトリーの中に入ると、天文台のような高い天井が印象的。実際に商品を製造している工場なので、フォークリフトが置いてあり、研究室のように色々な機材の置かれたお部屋も見えます。正面にはハンコのようなものがたくさん置かれたエリアがあり、ショップで購入した石鹸に刻印をすることができます。ハワイらしいデザインやメッセージのソープ・スタンプの中から、好きなデザインを選んだら、デザイン配置の位置を決めます。ゴム・ハンマーを使ってスタンプの柄を打ち付けると、オリジナルソープの出来上がり。

ソープ・ファクトリーの工場エリア

スタンプを刻印したオリジナルソープはお土産にもピッタリ!

スタンプの位置を上手く合わせるのがちょっと難しかったです

オーガニックソープは$5.50〜、リップバームは$3.65と、比較的お手頃な値段で、嵩張らない商品もたくさんあるので、日本へのお土産にもピッタリ。英語のみになりますが、ソープ・ファクトリー内の工場での作業工程を見学できるツアーも開催されているので、ノースショア観光のついでに立ち寄ってみるのも楽しいですよね。

いかがでしたか?ノースショア・ソープ・ファクトリーと同じ敷地内にある、オールド・シュガーミル・ブランド・ワイアルア・コーヒー・アンド・チョコレート(Old Sugar Mill Brand Waialua Coffee&Chocolate)というお店では、コーヒーやチョコレート、ユニークなTシャツやキャップなどを販売しています。また、毎週土曜日には、ファーマーズ・マーケット(Waialua Farmers Market) が8:30am-1pmの間で開催されているので、そちらも合わせてチェックしてみてください。

可愛いアヒル達がお出迎え

ABOUT WRITER
SoMa

2001年よりハワイ在住。Island Style Everydayをテーマに東京を中心にハワイ系イベント出店や、パーソナルショッパーとしても活躍中。インスタグラムでハワイからの投稿が人気。