びびなび : ハワイ : (アメリカ合衆国) Hawaii

ハワイ島は、ハワイ諸島の中で最も大きい島。「ビッグアイランド」の愛称で親しまれています。広大な島の中には、世界で最も活発な火山キラウエアや、富士山よりも高いマウナケア、アメリカ最南端ポイント、プナルウ黒砂海岸など、たくさんの見どころがあります。人気の観光スポットは各地に点在しているので、1日観光ではちょっと忙し過ぎる！車で島を1周するだけでも約6時間かかります。最低3泊、できれば5泊以上の滞在をおススメします。

ハワイ島の観光拠点となるのは、西のコナと東のヒロの街。どちらも空港があるけれど、日本からの直行便があるのはコナだけ。リゾートホテルも西側に集中しているので、日本人のほとんどがコナ側を拠点とする傾向があります。ただし、ヒロに泊まった方が、はるかにアクセスしやすい観光エリアもあります。どちらを拠点にするかは、自分が行きたい観光スポットに合わせて決めるべし。まずは行きたい場所をリストアップしてみましょう。目的に合わせて、オプショナルツアーを組み合わせるのもおススメです。

JAL： 成田＝コナ便（2022年8月2日に運航を再開）約8時間
ハワイアン航空： 羽田＝コナ便　約7時間30分

※日本からヒロへの直行便はありません。

ホノルルで乗り継ぐ場合は、入国審査などの手続きで意外と時間がかかります。ホノルル到着から乗り継ぎ便の出発まで、少なくとも2時間は確保しましょう。

ホノルル＝コナ： 約50分
ホノルル＝ヒロ： 約60分

コナ国際空港から車で約15分。ホテルやレストラン、ショップが集まっているハワイ島西部の中心地。気候は乾燥していて、天気が良い日が多い。ハワイ島の初心者は、まずはコナを拠点にするのがおススメ。リゾートホテルが集中しているコハラ・コーストは、コナから車で約30分。（日本人はヒルトン・ワイコロア・ヴィレッジに宿泊する人が圧倒的に多い）

• リゾートホテルでのんびり過ごしてショッピングを楽しみたい。
• 白い砂浜のビーチで遊びたい。
• ドルフィンスイムやマンタスイムを体験したい。
• ゴルフを楽しみたい。
• コーヒー農園を見学したい。
• ハヴィやカパアウなど、ハワイ島北部をまわりたい。

ノスタルジックな雰囲気が漂うハワイ第2の都市。春にはフラの最大級イベント、メリーモナークフェスティバルが開催されています。雨が多いことでも有名。観光地とはひと味違うハワイを感じられる場所。ハワイ火山国立公園に行くなら、ヒロ滞在が断然便利。

• ハワイ火山国立公園をゆっくり楽しみたい。
• フラのイベントやワークショップに参加したい。
• ハワイ最大級、ヒロ・ファーマーズマーケットでショッピングを楽しみたい。
• ハワイ神話の舞台が多いプナ・エリアに行ってみたい。
• ハワイの地元の雰囲気を味わいたい。

世界遺産にも登録されている、ハワイ島で一番の人気スポット。世界で最も活発な火山、キラウエア火山では、火山活動を間近に見ることができます。山頂付近にはビジターセンターやミュージアムも併設。また、国立公園内にはたくさんのハイキングコースがあります。

おススメは、昼間はチェーン・オブ・クレーターズ・ロードで海まで下って散策、夜は山頂のハレマウマウ火口の溶岩を見物というコース。火山活動は日々変化しているので、事前に必ず確認を。

カメハメハ大王が建立した、ハワイ最大規模の石造りのヘイアウ（神殿）。史跡内にはミュージアムやトレイルもあり、ハワイの歴史や文化に触れられる貴重な場所。

ハワイアンの聖地マウナケアは、標高4,205メートル。富士山より高いハワイ最高峰。天体観測に適した気候のため、山頂には13基もの天体望遠鏡が集まっています。山頂への観光には様々な制限があるため、ツアーへの参加が推奨されています。

ハワイで最も有名な黒砂のビーチ。ハワイ島南東部、カウ地区の人気スポット。ウミガメ遭遇率の高さでも知られています。（ウミガメは絶滅危惧種に指定されており、近づくことは禁止されているのでご注意ください）

「王の谷」と呼ばれるハワイアンの聖地。ハマクア・コーストを代表する景勝地で、カメハメハ大王が幼少期を過ごしたことでも知られています。展望台からの眺めはまさに絶景。ハワイならではの緑あふれるダイナミックなパノラマを楽しむことができます。

※ワイピオ渓谷内へのアクセスロードは現在閉鎖されています（2022年2月25日から）。

落差135メートル！ハワイを代表する名瀑のひとつ。熱帯の植物が生い茂る公園内には、1周約640メートルの遊歩道が整備されています。神話やハワイアンソングのモチーフとなっている、ハワイならではの自然の美しさを感じられる場所。

かつてのハワイには、破ってはならないタブー（カプ）がたくさんあり、禁を破った者には死が待っていました。この場所は、罪を許される「逃れの聖地」でした。ハワイの中でも特別な史跡です。公園内では巨大な神殿跡や、高さ3メートルの溶岩の壁などを見学することができます。

取材協力： Kenji Kuroshima