ハワイのブラックフライデー & サイバーマンデー

ハロウィンが終わると一気に年末モードに突入するのがアメリカ。

11月第4木曜日のサンクスギビング(感謝祭)が祝日で大事な家族行事になります。そして、その翌日が年最大のセール日ブラックフライデーです。昨今では週明けの月曜日もサイバーマンデーと称して、オンラインセールが盛んです。今回はハワイのブラックフライデーとサイバーマンデーについてご紹介していきます。

サンクスギビングは休店

サンクスギビングは、家族や友人と集まる祝日になるので、この日はモールもレストランも基本的に休みとなります。クリスマスが休みになることを知っている方は多いとは思いますが、サンクスギビングに関しては、日本にはない祝日なので、この時期ハワイに旅行に来る方は11月第4木曜日はどこも休みであることは頭に入れておくことが大事になってきます。また以前は、サンクスギビングの日の深夜からブラックフライデーを開始するデパートやモールもありましたが、パンデミックを経て、2022年はどこも金曜日の朝から開店になっていました。

ブラックフライデーは特別営業時間

ブラックフライデー当日は、ショッピングモールなど営業時間が変わります。先述したように、以前は木曜の夜から開始しているところもありましたが、2022年は金曜日の早朝から営業でした。各モール何時からオープンになるのか、さらに言うと自分のお目当ての店の営業時間を毎年事前に調べることをお薦めします。

例えば、ハワイ最大のショッピングモール、アラモアナセンターは、2022年のブラックフライデーは8時~21時でしたが、中に入っている店舗によっては、朝6時や7時から開いているところもありました。 モール全体の営業時間と店舗の営業時間が違ういますのでご注意ください。 これは他のショッピングセンターも同様です。

モールに関しては、たいてい各店舗営業時間とどんなセールがあるかはホームページに掲載されます。

<オアフ島の主要モール>
ドアバスターズ (Door Busters) とは

またブラックフライデーの時によく見かけるのが「ドアバスター(Door Busters)」ですが、これは高額商品を大幅値引きして販売する数量限定のタイムセールのようなものです。

これはお客さんを引き寄せる目的があるので、開店と同時にやっていることが多く、売り切れ次第終了になります。実のところ、ブラックフライデーに関係なくもともとあるセールですが、やはりブラックフライデーの日にやるところが多いので知識として知っておくと良いですね。

例えば、大手電化製品店ベストバイは、ドアバスターズでテレビやラップトップなどを大幅値引き(ドアバスターズ)をするので、地元民たちはこれを狙って前夜から店頭に並びます。

モール限定の特典もある

ショッピングモールによっては、さらなる特典がある場合もあります。

例えば、カハラモールにおいては、2022年のブラックライデーでは、8時〜16時の間にモール内の店舗で合計$100以上の買い物をした場合、1ドルにつき6倍のハワイアン航空のマイレージをプレゼント。最高$400まで、2400 マイルをプレゼントをしていました。

そんなモール限定の特典もないかも是非チェックしてみて下さい。

駐車場やバス停の混雑は覚悟が必要

ブラックフライデーの日はどのモールも駐車場の混雑は覚悟して下さい。アラモアナセンターは、2015年に拡張工事が完了し、その際に駐車場も増設され、以前よりは緩和されましたがそれでもブラックフライデーの日は、終始駐車場の出入りに時間がかかります。 また、この日はバスやトローリー利用者も大勢おり、モール内の停留場も行列となります。写真は、まさに2022年のブラックフライデーの日のアラモアナセンターで、バスやトローリーを待つ行列になります。

またこの日は毎年ワイケレ・プレミアムアウトレットも、フリーウェイの出口が大渋滞になることで有名です。

ブラックフライデーはどこも混雑することを念頭に置き、時間と心の余裕をもつことも大事です。

金曜日だけでなく週末もセールは続く店もある

店によっては、金曜日だけでなく引き続き、週末もセールをしているところもあります。もちろん人気商品や目玉商品は、ブラックフライデーのみとなりますが、そうでないものであれば週末もセール価格で買えることもあります。例えば、ワイケレ・プレミアムアウトレットに入っている店は週末もセールをしているので、ブラックフライデーの大混雑を避けたい場合は、週末にずらしていくこともお薦めです。

ハワイのサイバーマンデーはやはりこれ!

日本でも最近はブラックフライデーやサイバーマンデーが盛んなのでご存じの方が多いとは思いますが、ブラックフライデーの週末を開けて迎える月曜日に、オンラインショップのセールがあり、それを称して「サイバーマンデー」と呼んでいます。

以前はダイヤルアップでインターネットに繋ぐのに時間とお金がかかり、休暇明けの月曜日に、大勢のビジネスパーソンたちが職場のインターネットでオンラインショッピングをしたのが、サイバーマンデーの始まりと言われています。

今は誰でもスマートフォンを持つ時代となりだいぶ変わってきましたが、それでもわざわざ混雑している店舗にショッピングに行きたくない人も多いので、サイバーマンデーを利用してショッピングする人は大勢います。

そして、ハワイのサイバーマンデーといえば、やはり「ホテルの宿泊料金」や「航空券」のセールが大きな目玉と言えます。 

2022年においては、カハラホテル&リゾート、カイマナビーチホテル、アウトリガーホテル&リゾート、マリオット系列のホテル、パークショアワイキキ 、プリンスワイキキなどが25%-40%のセールをしていました。

各ホテルが独自にセールをしているだけでなく、Expediaやbooking.com、pricelineなどのオンライン旅行会社も大々的にセールをしているので、そちらもチェックするのもお薦めです。

航空券に関しては、複数のエアラインがハワイー米本土間の往復のセールや、またハワイアン航空は、オーストラリアやニュージーランド発ハワイ行きの往復チケットのセールをしていました。

ブラックフライデーはクリスマスに向けての準備

ハワイの人たちにとってブラックフライデーは、クリスマスに向けての準備にもなります。アメリカでは、子供から大人まで親戚間、友人間でクリスマスのプレゼントを用意します。高価なものである必要はないのですが、数が大事なところもあり、親が子供や孫などに対しては、複数のプレゼントを用意します。家族の人数が多ければ多いほど、プレゼントをたくさん用意しないといけないので、そこでブラックフライデーでクリスマスプレゼントになりそうなものを沢山買います。そういう意味でも、ブラックフライデーはとても大事になってきます。

ABOUT WRITER
Miki Cabatbat

フリーランスライター&ポッドキャスター。ハワイ在住歴12年。東京のラジオ局勤務時に、ハワイから特番を放送したのがきっかけでハワイ好きに。2010年に意を決してハワイ留学をし、その後結婚し定住。2004年からはフリーランスライターとしても活動を始め、さまざまな雑誌/書籍/Web等で執筆。

Podcast 「ハワイの主婦発信★海外生活リアルRadio」配信。2021年11月 Kindle本「アフターコロナの海外留学 : ハワイ生活案内」をリリース。