マリーナの風が吹く街、ハワイカイ 〜 ココマリーナ・センター 〜

ワイキキから車でカラニアナオレ・ハイウェイを東へ。ダイヤモンド・ヘッドから、カハラの邸宅街を抜け、20分ほど走ると「ハワイカイ(Hawaii Kai)」のサインが見えてきます。ここは、オアフ島最東端の住宅街で、マリーナを擁する特別なエリア。今回は、そんなイースト・オアフにあるココマリーナ・センター(Koko Marina Center)をご紹介します。

マリーナから望むハワイカイの街並み

ハワイカイは1960年代に、実業家ヘンリー・J・カイザーが手がけたオアフ島初の計画都市で、魚の養殖池だった広大な低湿地を掘削してマリーナを造成し、その周辺に住宅地が整備されました。総延長13マイル(約20km)にも及ぶマリーナ沿いには、プライベート・ドックにボートを横付けして、裏庭からのアクセスも可能という豪華な邸宅がずらりと並んでいます。ポートロックの海沿いには数十億円越えの豪邸も点在し、東オアフ屈指の高級住宅街として知られています。

たくさんのボートが停泊するマリーナ

ワイキキ、アラモアナ、ダウンタウンなどのホノルル市街地まで、車で20〜30分というアクセスの良さも魅力のハワイカイの学区は、評価が高いことで有名。校区内にあるカイザー・ハイスクールは、ハワイ州内の公立高校で唯一、国際バカロレア(IB)の3プログラムすべてを認定取得している進学校として知られています。オアフ島西側のカポレイやエヴァビーチからの通勤と比べれば、町への距離はぐっと近いうえに、文教地区としての安心感もあり、子育て世代から退職後の夫婦まで幅広く支持されているのも納得。また、街を歩けば、犬を連れた住人とすれ違わない日はないくらいで、コンドミニアムでもペット可能の物件や、カフェに同伴できる所も多いので、愛犬家にも人気のエリアです。

カラニアナオレ・ハイウェイに面したセンターへの入り口

そんなハワイカイにあるココマリーナ・センターは、1971年にオープンした商業施設で、ハナウマ湾へ向かうカラニアナオレ・ハイウェイ沿いに位置します。マリーナに面したオープンエアの建物が点在し、潮風を感じながらゆっくり過ごせるのが売りなのですが、2023年には約40年も営業していた映画館が閉館したり、センター内の店舗にも空きが目立つようになりました。とは言え、大型ドラッグストアのウォルグリーンズ(Walgreens)やグルーミング・サービスも提供するペット用品チェーン店のペトコ(Petco)、ファースト・ハワイアン銀行や、ガソリンスタンドなどの地元民に便利な施設が揃っていて、観光客向けに作り込まれていない、等身大のハワイがここにあります。

惜しまれつつ閉館したココヘッド・シアター(映画館)

そんなココマリーナ・センター内の、旅行者に愛されている名店の筆頭と言えば、テディーズ・ビガー・バーガーズ(Teddy's Bigger Burgers)でしょう。100%グラウンド・チャック・ビーフを使う本格派のパティは、ビッグBIG(5オンス)、ビガーBIGGER(7オンス)、ビゲストBIGGEST(1ポンド)の3サイズから選ぶことができて、焼き加減のリクエストも可能。1998年にダイヤモンド・ヘッドの麓で創業した「ハワイのご当地バーガー」の代表格です。

テディーズ・ビガー・バーガー

ココヘッドの早朝ハイキングを終えた後の朝食スポットとして、ローカルと観光客どちらからも人気なのが、モエナ・カフェ(Moena Cafe)。シェラトン・モアナ・サーフライダーで15年以上の経験を持つ、オーナーシェフのエリック・チャンが手がけるブランチ・カフェで、リリコイ・モチやシナモンロールといった個性派パンケーキ、カルアポーク・ベネディクトや、ショートリブ・ロコモコなどが名物。十数席ほどの小さな店で、週末は、開店前から行列ができるほどの人気店なので、狙うなら平日の朝7時台がベター。

常に行列の絶えないモエナ・カフェ

マリーナを眺めながらゆっくり朝食を楽しむなら、ヘヴンリー・アイランド・ライフスタイル(Heavenly Island Lifestyle)がおすすめ 。2014年にワイキキで誕生した『ヘヴンリー・アイランド・ライフスタイル』は、サーフシックな内装と開放的なオープンエアテラスで人気を博し、2020年には代官山に「日本初上陸」としてオープン。そのハワイカイ店として2024年にオープンしたのがこちら。「Eat Local/オーガニック・ローカル・ヘルシー」がコンセプトのお店で、ロコモコ『Koko Moco』やスパム・ベネディクト、ベリー・パンケーキなど、ハワイカイ店限定メニューも揃っています。

お洒落な店構えのヘヴンリー・アイランド・ライフスタイ

最後は、桟橋脇にあるコナ・ブリューイング・カンパニー(Kona Brewing Company)。1994年にハワイ島で誕生した、ハワイを代表するクラフトビールブランドで、オアフ唯一のブリューパブがこちら。2003年オープンの店内は、伝統的なハワイアン・カヌーハウスがモチーフで、マリーナに張り出したオープンエアのラナイ席が最大の魅力で、看板のロングボード・アイランドラガーやビッグウェーブ・ゴールデンエールはもちろん、ここでしか飲めないパブ限定醸造ビールも楽しめます。ピザやバーガー、ローカル産の魚を使ったポケなど、ビールに合うパブメニューも人気。

コナ・ブリューイング・カンパニー

ハナウマ湾のシュノーケルや、マカプウ・ライトハウス、ココヘッドのハイキングなどの、前後に立ち寄るスポットとしても最適。アウトドア・アクティビティの疲れを、マリーナの風に吹かれながらお気に入りのお店でゆっくり癒す。次回のハワイ滞在では、そんなローカル流の時間が流れる午後を是非。

ココマリーナ・センターへのアクセス

車の場合

ワイキキからカラニアナオレ・ハイウェイ(Kalanianaole Hwy/HI-72)を東へ20分ほど、ハナウマ湾の少し手前あたりまでのドライブ。センターには無料駐車場が完備されている。

朝のラッシュ時(7〜9時)と夕方(16〜18時)は、カラニアナオレ・ハイウェイが渋滞しやすいので注意が必要。朝は逆方向なのでさほど影響はないが、帰路はこの時間帯を避けるとスムーズ。

交通機関を利用する場合

The Bus利用で、ワイキキから直通便はないので、カハラモールで1L番に乗り換えるのが定番ルート。所要時間は約60〜75分。料金は片道$3、1日乗り放題のHOLOカードなら$7.50。停留所は「Kalanianaole Hwy + Hawaii Kai Dr」付近で下車すれば、ショッピングセンターはすぐ目の前。

ワイキキ・トロリー(Waikiki Trolley) のブルーライン(オーシャンビューライン)を利用すれば、ワイキキからセンターまで片道約1時間半。

ABOUT WRITER
SoMa

2001年よりハワイ在住。Island Style Everydayをテーマに東京を中心にハワイ系イベント出店や、パーソナルショッパーとしても活躍中。インスタグラムでハワイからの投稿が人気。