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米国市民との結婚:グリーンカードのプロセス
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条件付き永住権と10年のグリーンカードの申請プロセス
第3回 : 
離婚による家族ベースのグリーンカードの自己請願
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ドメスティック•バイオレンスの被害者! VAWAプロセスによる家族ベースのグリーンカードの自己請願
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逮捕歴とグリーンカード更新への影響
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F-1学生ビザOPTの研修中にH-1Bの申請
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DUI飲酒運転と永住権申請の問題
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Immigration 101 先生教えて!移民法教室

移民法専門の弁護士ミチコ・ノーウイッキがハワイで暮らすお手伝い!!移民法についての気になるトピックスや最新情報をお届けします。

2015年 8月 31日更新

第28回 : 「パロール・イン・プレイス」アメリカ軍人の移民家族のための特別措置について

アメリカ軍人の直近家族(配偶者、21歳以下の未婚の子供、または親)が不法入国をしてしまったとしても、米国市民権・移民業務局の「パロール・イン・プレイス」(Parole in Place)と呼ばれる行政手続きにより、アメリカ国内での永住権の申請を許可されることがあります。

通常であれば、外国人が検査・入国許可を受けずにアメリカに不法入国してしまった場合、たとえ、その後アメリカ人と結婚したとしても、アメリカ国内で永住権の申請をすることはできなくなります。つまり自国に戻り、アメリカ大使館もしくは領事館で永住権の申請をする必要が出てきます。とは言え、単にアメリカ大使館で永住権申請をすれば、スムーズに永住権が取得できるという訳ではありません。もしその外国人申請者が、アメリカに1年以上不法滞在をした場合、移民法により10年間はアメリカに再入国できなくなってしまいます。

もちろん、アメリカ市民や永住権保持者の配偶者や親が「極度な困難 (Extreme Hardship)」に陥ってしまうということを示すことで、免除の申請をすることはできます。しかし10年以上もの間、家族と離れ離れになってしまうかもしれないという危険と直面しなければならない家族のストレスは、相当なものであることは容易に想像できます。

このジレンマを避けるために、米国帰化移民局(USCIS)は、「パロール・イン・プレイス」という地位を米軍の直近家族に与える権限を持っているのです。「パロール・イン・プレイス」という地位を与えられることにより、米軍の家族は、アメリカにいながら永住権の申請ができるようになります。この米国帰化移民局が設定した「パロール・イン・プレス」という制度は、米国軍人たちの自国への素晴らしい貢献のおかげで設定された特別措置です。また、現在も国のために活動している現役の軍人たち、もしくは予備軍としていつ召集されるか分からない軍人たちが、自分の家族の移民問題で頭を悩ませることで、軍事活動にも悪影響を及ぼす可能性があるという懸念も、この制度がつくられた理由のひとつです。

この「パロール・イン・プレイス」の申請の要件として、申請者は、米軍の現役メンバー、特定地域の予備軍の現役メンバー、または過去に米軍や特定地域の予備軍として服された方の配偶者、未婚の子供(21歳以下)もしくは親に限られます。ですので、申請には、軍人であるもしくは過去に軍人として服したことを証明する書類や、その軍人と申請者が家族関係にあることを証明する書類なども提出します。

「パロール・イン・プレイス」が許可されるかどうかは、米国帰化移民局の裁量に任されています。したがって軍人の家族である申請者に過去の犯罪歴や起訴があった場合や、申請者に関する何らかの重大な不利因子が発見された場合などは「パロール・イン・プレイス」が許可されないことがあります。もしこのようなケースに当てはまると考えられる場合は、移民専門弁護士に一度ご相談されることをお勧めします。

お断り : このコラムは質問形式になっていますが、クライアントからの質問を一般的に書き換えたものです。 読者のお役に立てればと思いますが、あくまでも一般的なケースであって法的なアドバイスが必要な方は専門家にご相談ください。

2015年 8月 31日更新

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Lead AttorneyMichiko Grace Nowicki(アイナ法律事務所)

アイナ法律事務所 ('Aina Law Office) のミチコ・グレース・ノーウィッキはハワイ州の弁護士。現在ハワイ州で数少ない日英バイリンガル弁護士として移民法を専門として事務所を構え活躍中。

アラバマ州の高校卒業後ハワイに移り、その後仕事の為15年間日本に在住。1997年再びハワイに戻り、現在移民法専門の弁護士として企業から個人のあらゆるケースに対応、そして家庭内暴力の被害者の弁護人としても強い地位を固めつつ日々奮闘中。

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