マウイ島マカワオ:カウボーイの伝統と現代アートが融合する個性的な町

マカワオの町の開拓者Tam Yauさんが最初に建てた建物

「森の目」を意味するハワイ語のマカワオ。マウイ島の内陸、ハレアカラに向かう途中のアップカントリーに位置するこの町は、高原が広がり、ハワイのカウボーイ「パニオロ」文化が栄えた場所として有名です。ノスタルジックな雰囲気を漂わせながらも、現在はマウイ島の最新トレンドの発信源となっています。

マカワオの歴史的背景

19世紀後半、マカワオはサトウキビ プランテーションで働く人々によって形成されました。その後、ハワイアン カウボーイ「パニオロ」文化の中心地として栄えました。パニオロ文化は、1823年にカメハメハ3世がスペイン領カリフォルニア(当時)から招いたバケロ(スペイン語でカウボーイの意)に起源を持ち、ハワイ独自の文化へと発展し、島全体に広まりました。マカワオの牧場経営はポルトガル人が主導し、彼らの牧畜文化の影響も受けたと推測されます。毎年7月4日に開催される「マカワオ・ロデオ」は、ハワイ最大のパニオロ協議会が主催するアップカントリーの伝統行事であり、50年以上続いています。20世紀後半に入ると、マカワオは古き良き牧畜の町から、創造性溢れる芸術の都へと見事に変貌を遂げました。

「アメリカ芸術の街Top25」

ギャラリーやブティックがたくさん並ぶ

マカワオの町は都会的な雰囲気ではありませんが、どこか懐かしく、まるでタイムスリップしたような感覚に陥ります。才能豊かな地元のアーティストの作品が並ぶ数々のギャラリーや、オーナーの個性が光るブティックが集結しています。マウイ島の最新トレンドを知りたければ、マカワオを訪れるべきでしょう。その証拠に、「アメリカ芸術の街Top25」にランクインしています。

ボールドウィンアベニューに並ぶ店

1979年創業のロデオ・ジェネラルストア

マカワオのメインストリートであるボールドウィンアベニュー。全長約110mと短い距離ながらも、思わず立ち寄りたくなる店が数多く並んでいます。その中から代表的な店をご紹介します。

コモダストア&ベーカリー

マカワオについたら最初に寄るべき店

1916年に日系移民のコモダ・タケゾウ氏が創業し、100年以上家族経営を続けています。コーヒーショップ、食料品店、雑貨店など形態を変え、戦後にベーカリーがメインとなりました。

オールドファッションのドーナツやペイストリーが並ぶ

昔ながらの製法で作られたパンやドーナツは今もなお愛されています。閉店間際は品薄になるため、マカワオに着いたら真っ先に立ち寄るのがおすすめです。

デザイニング・ワヒネ・エンポリアム

マウイ旅行記念の土産を探すならこの店

長年マカワオで店を構えるライフスタイルショップ。マウイやマカワオを訪れた記念になるものが必ず見つかるだけでなく、世界中から集めたお洒落な雑貨やアパレルも取り扱っています。

マウイ クッキー レディー

童話の世界の入り口のような外観

長年ファンドレイズ用に作っていたクッキーが美味しいと口コミで広がり、爆発的な人気となり、ついにパンデミック中に実店舗をオープン。

店内はまさにおとぎの国のよう

Food NetworkやForbesなどでも取り上げられ、プロレスラー兼ハリウッド俳優のドウェイン・ジョンソンも愛食するクッキーとして有名です。

ハク・マウイ

隠れ家的にあるレイショップ

マウイクッキーレディーの隣りに小道があり、それを辿っていくと裏にレイショップがあります。新鮮な花、葉、地元の素材を使って伝統的なレイを作っている店。ワークショップも開催しています。雑貨も扱っているのでぜひ店内も覗いてみてください。

ホロホロサーフ

マウイクッキーレディーの隣りにある店

2017年、デザイナー兼オーナーのジュリーさんがヴィンテージ風のサーフ&アロハウェアの店をオープン。

モダンで洗練されたムームーやアロハウェアが並ぶ

店内には現代的なサーフボードと古代スタイルのパパ・ヘエ・ナル(サーフボード)が並びます。ジュリーさんがデザインしたムームーやアロハウェアはモダンで洗練されており、必ず1枚欲しくなるでしょう。

エスプレッソ マフィア

地元民の常連客で賑わうコーヒーショップ

カウアイ島生まれ、イタリア・シチリアにルーツを持つオーナー家族が経営するコーヒーショップ。2020年にコーヒートラックから始まり、あっという間に人気店に。紆余曲折を経て、現在の場所に実店舗を構えました。

人気メニューの「ハニークリームラテ」は、マウイ島産蜂蜜、自家製バニラ、シチリア産シナモンを使用。自家製やオーガニックの食材、そしてルーツであるイタリア産の食材を織り交ぜて作ることがこだわりです。コーヒー休憩にいかがですか。

ホット ・アイランド ・グラス

メイン通りからは見えない隠れた場所にある

1992年オープンのガラス工芸ギャラリー兼工房。マウイ島の自然や文化からインスピレーションを得た、色鮮やかで独創的な作品が特徴。

土産に最高なプルメリアボウル

花瓶、ボウル、大皿、ペーパーウェイト、オーナメントなど、様々な種類のガラス工芸品を制作しています。メイン通りから少し入った場所にあるので、見逃さないようにご注意ください。

ファーマーズマーケット情報

マカワオ訪問中にファーマーズマーケットに立ち寄るのもおすすめです。

マカワオ・フォレスト・リザーブでハイキング

マカワオには、2093エーカー(約8,470,070平方メートル)の森林保護区(フォレスト・リザーブ)があり、ハイキングやマウンテンバイク、乗馬にも最適です。中でも人気のハイキング用トレイルは、「カハカパオ・ループ・トレイル(Kahakapao Loop Trail)」と「ワイホウ・スプリング・トレイル(Waihou Spring Trail)」です。

まるで宝石箱のような町

今回マカワオのお店でご紹介できたのはほんの一部です。小さな町でありながら魅力的な店が詰まっている、まるで宝石箱のような町なので、マカワオに行く時は、半日たっぷり時間をかけて巡ることをおすすめします。

ABOUT WRITER
Miki Cabatbat

フリーランスライター&ポッドキャスター。ハワイ在住歴12年。東京のラジオ局勤務時に、ハワイから特番を放送したのがきっかけでハワイ好きに。2010年に意を決してハワイ留学をし、その後結婚し定住。2004年からはフリーランスライターとしても活動を始め、さまざまな雑誌/書籍/Web等で執筆。

Podcast 「ハワイの主婦発信★海外生活リアルRadio」配信。2021年11月 Kindle本「アフターコロナの海外留学 : ハワイ生活案内」をリリース。