ワイキキの中心で、本格的なライブと食事を一度に楽しめる「ブルーノートハワイ」。世界的なアーティストからハワイを代表するミュージシャンまで、多彩な顔ぶれがステージに立ちます。旅行中にも足を運びやすいこのライブ会場の魅力と楽しみ方を、マーケティングディレクターへのインタビューを通してご紹介します。

ブルーを基調に落ち着いた雰囲気の佇まいが特徴的なブルーノートハワイ(写真:Marc Fong @stillharper)
ブルーノートの歴史は、1981年にニューヨーク・マンハッタンで始まりました。ブルーノートハワイは2016年1月にオープンし、2026年に10周年を迎えています。
「ハワイ店は、ホテルの中にある唯一のブルーノートなんです。ワイキキという場所柄、ほかの都市の店舗に比べて旅行者を迎える機会が多いのも特徴です」と、マーケティングディレクターのフラッシュ・ハンセンさん。

幻想的なライティングも、非日常な夜を彩ってくれる
会場はアウトリガー・ワイキキ・ビーチ・リゾートの中。カラカウア通り沿いという便利な立地なので、昼間はビーチやショッピングを楽しみ、夜は少しおしゃれをしてライブへ、という過ごし方がスマートにできるのも魅力です。
またブルーノートは、いずれの都市でもジャズを軸にしながら、その土地の音楽文化を反映したプログラムを組んでいるのだそう。ニューヨークや東京ではジャズ色が濃い印象ですが、ハワイでは、ハワイアンミュージックやレゲエ、アイランドミュージックなど、ここならではの音楽シーンを身近に感じられる公演が多いのも特徴です。

ハワイ出身、世界を席巻するウクレレマスター、ジェイク・シマブクロの公演も!(写真:Andrew Lee @andrewleehi)
「ハワイには、とても豊かなローカル音楽の土壌があります。ジェイク・シマブクロやジョシュ・タトフィ、ヘンリー・カポノをはじめ、素晴らしいアーティストがたくさんいる。故ウィリー・Kも、生前このステージに数多く立ってくれました」とフラッシュさんは語ります。
世界共通の“ブルーノートらしさ”と、ハワイらしい音楽。その両方を楽しめることが、ハワイ店ならではの大きな魅力なんですね。

(写真:Andrew Lee @andrewleehi)
もちろん、ブルーノートが一番大切にしているのは、ステージに立つアーティストの存在。「どれほど美しい会場でも、ステージに素晴らしい才能がなければ意味がありません。最も大切なのは、いつでもアーティストです」。

音楽と食事を堪能できる特別な空間(写真:Marc Fong @stillharper)
だからこそ、どの会場でも、客席はステージを近くに感じられるよう設計されています。アリーナ公演やコンサートホールのように遠くからステージやスクリーンを見つめるのではなく、演奏する手元や表情まで肉眼で見られる距離。客席前方では、文字どおりステージにかぶりつくような、迫力満点の体験ができます。
小さな空間だからこそ、アーティストとオーディエンスの間に、よりパーソナルなつながりが生まれます。そのスペシャルな関係をつくることこそ、ブルーノートが目指しているものなのだと教えてくれました。
326席のハワイ店は、ブルーノートの中では大きな会場なのだそう。それでも、広すぎる印象はなく、どの席からもステージが見渡せ、ライブに参加している一体感が感じられます。
大規模なコンサートとは違い、音がまっすぐ届く感覚は格別です。演奏の合間に交わされるミュージシャン同士のやり取りや、その場で生まれる即興演奏まで間近に感じられることも、この会場ならではの醍醐味です。
ブルーノートハワイは、フルサービスのレストランとバーを備えています。スタッフがテーブルまで料理やドリンクを運んでくれるスタイルなので、とにかくゆっくり楽しめます。

カクテルやハワイのクラフトビールはもちろん、ワインリストも豊富なのが嬉しい
「私たちは、皆さんがゆったり料理やカクテルを味わいながら、好きな音楽に浸れる空間づくりを追求しています。落ち着いた大人の雰囲気の中で、上質なライブを堪能していただけることが、私たちの喜びです」。
ワイキキにいながら、ゆったりと五感で楽しめるこの雰囲気は、たしかに唯一無二です。

アペタイザーからメイン、デザートまで揃うフードメニュー
ちなみに、料理やカクテルの内容も、各都市で同じじゃないんです。その土地らしさを反映しながら、店舗ごとに独自のメニューを展開しているのだそう。ハワイ店では現在、以前スーシェフを務めていたアライザ・マクファデン・シェフがキッチンを率い、メニュー全体も少しずつ進化しているというから、今後も注目ですね。

ハワイらしい「ポケ」が味わえる、Blue Note Poke Nachosも人気メニュー
音楽が始まる前に食事を楽しみ、演奏中はカクテルを片手にステージへ集中する。そのためにも、できれば開演時間ギリギリではなく、開場時間(ドアオープン)に合わせて来場するのがおすすめ。そうすれば、“ライブを見る”だけでなく、夜の時間そのものをゆっくり味わえますよね。
ジャズクラブと聞くと、少し敷居が高い印象を持つ人もいるかもしれません。でも、ブルーノートハワイは、ワイキキという場所柄もあり、子ども連れのファミリーやグループで気軽に訪れることができます。
公式サイトをみると、一応10歳以上を推奨してはいますが、保護者と一緒であれば低年齢のお子さんも入場可能とのこと。リゾート地ワイキキのホテル内にあり、幅広い世代が集まる場所だからこそ、家族でも訪れやすい会場として人気を集めているのです。
服装も、かしこまりすぎる必要はありません。ドレスコードはありませんが、スマートカジュアルがおすすめ。場内はクーラーが効いているため、薄手の上着を用意しておくと安心です。

ワイキキの一日を締めくくる時間。お好みの一杯とともに最高の夜を…(写真:Erik Kabik @erikkabik)
カジュアルでも問題ないとはいえ、せっかくのミュージックナイト。少しだけ装いを整えて出かけてみるのもいいですよね。リゾートらしいワンピースやアロハシャツなどをまとって、いつもと少し違う雰囲気を味わうというのもワイキキの夜の楽しみのひとつです。

エントランスの廊下にはレジェンド・ミュージシャンたちの写真がずらり
公演はジャズに限らず、ハワイアン、レゲエ、ポップス、R&B、コメディなど多彩。出演者によって会場の表情が変わるため、ハワイ旅行の日程が決まったら、まず公式サイトのスケジュールを確認してみるのがおすすめです。
以前から知っているアーティストはもちろん、旅先で偶然出会った音楽が、ハワイの忘れられない思い出になるかもしれませんよ。
チケットは公式サイトから予約できます。日本語サイトには予約手順の説明も用意されていますが、公演内容や料金などの最新情報は、英語版公式サイトで確認しておきましょう。

アウトリガー・ワイキキ・ビーチ・リゾート2階に位置するブルーノートハワイ。
ステージ上のアーティストと客席が同じ空間を共有し、音楽を通じて特別な時を体験できるブルーノートハワイ。ワイキキでの夜、料理やカクテルを味わいながら、好きな音楽に浸ってみたいという方に、ぜひ訪れていただきたい一軒です。

