ホノルルの空港からワイキキまでの移動手段

爽やかな風が吹き抜けるハワイの空の玄関口、オアフ島ホノルル市にある「ダニエル・K・イノウエ国際空港」。有名な観光地の空港ということもあり、コロナ禍においても1日およそ5万人もの人々が利用しています(2022年3月の統計結果)。そのような中、スムーズに宿泊地まで移動するには事前準備が大切です。主な宿泊地となっているワイキキまでの移動手段を、まとめてご紹介します。

空港のつくり

ホノルルの空港には3つのターミナルがあります。日本発着便も含め、主な航空会社の出発・到着はターミナル2、最も大きな建物となります。(ターミナル1はハワイアン航空、ターミナル3はモクレレ航空専用。)1階が到着ロビー(個人用出口・団体用出口)、2階が出発ロビーとなっています。

ダニエル・K・イノウエ国際空港 ターミナルマップ

利用する移動手段によって乗り場が決まっています。数多く設置されている案内板で、乗り場を確認しましょう。

ワイキキまでの主な移動手段

主な宿泊地となっているワイキキまでの移動手段として、以下のような方法があります。

  1. シャトルバス
  2. タクシー、定額送迎タクシー
  3. 配車サービス(ウーバー、リフト)
  4. レンタカー
  5. 路線バス

(掲載されている料金は、2022年6月現在のものです。)

1.シャトルバス

毎日運航している便利なシャトルバス。乗合のため、他の乗客の宿泊先などにも立ち寄りますが、空港には係員が常駐し、乗り場の案内も分かりやすいので安心です。

◎ロバーツ・ハワイ エクスプレス・シャトル

予約サイトは日本語に対応。空港では、黄色のアロハシャツを着た係員に声をかけ、予約をしてあることを伝えます。高級SUVなど、1台貸し切りのチャーターも可能。ラグジュアリーな気分で一日目をスタートさせたい方におすすめです。空港内専用カウンターにて、当日予約*も可能です。

* チケットカウンターは、1階、ターミナル1と2に、それぞれ2か所ずつあります。

乗り場: 1階 団体用出口前

出口に面した道路沿いに、乗り場が他に2か所あります。(国内線荷物受け取り所17番、31番前)

乗り場までの案内板がありますので、矢印に従って歩くと乗り場が見えてきます。

料金: 一人当たり/片道/スーツケース2つまで $23
貸し切り(3名~14名)1台につき$163.90

日本語予約サイト

◎プライベート・チャーター・サービス

個人の会社が提供するチャーター・サービスもあります。

乗り場:1階 予約時に乗り場を確認してください。空港の案内板では、「Pre-Arranged」と書かれた場所になります。

2.タクシー

航空機の遅延などで、空港への到着時間が不確定だったり、予約していたシャトルの乗車時間に間に合わなかった場合など、予約の要らないタクシーは、乗り場を知っておくと安心です。時間帯によっては列ができ、待ち時間が必要となる場合がありますが、乗り場が複数あるので、列の短い乗り場を見つけてください。

乗り場:1階

国際線到着個人用出口を出ると、道を挟んで「タクシー乗り場」が見えます。「TAXI DISPATCHER」と書かれた黄色のシャツを着た係員が、タクシー乗車の手伝いをしてくれます。

料金: 空港 → ワイキキのホテル $40前後(チップ別)
乗車時間: 約20分(渋滞がない場合)

◎定額送迎タクシー
<チャーリーズ・タクシー>

空港から宿泊先まで、定額料金で送迎を行っています。日本語での予約可。個人用出口を出て、向かいにある駐車場にて待機している係員に、予約確認書か予約番号を提示します。

料金:1台あたり4名まで $31(税・チップ別)

日本語予約サイト

3.配車サービス

専用アプリを使って気軽に予約・利用できる、ウーバーやリフトといった配車サービスもよく使われています。ウーバーは利用30日前から、リフトは7日前から予約可能。空港では無料Wi-Fiを利用できるので、空港に到着後、アプリで配車予約を入れることもできます。

乗り場: 2階 「RIDE SHARE」のサインのある場所のみと指定されています。案内板には「Ride App Pickup」と表示されています。

料金: 配車予約の際、料金の見積もり価格を確認できます。

4.レンタカー

ハワイ旅行に慣れた方であれば、空港からワイキキに向かう途中で、滞在に必要な物を買いに行くなど、より時間を有効に使えるレンタカーの利用も増えています。レンタカーを利用する際は、日本からの旅行者でしたら、受付に日本の免許証(有効期限内のもの)・クレジットカード・パスポートをお持ちください。日本の免許証の表示の翻訳が必要な場合がありますので、事前に国際免許証を取得し、ハワイに持参されることが勧められています。

空港には、新たにレンタカー専用ビル「CONRAC(Consolidated Rent-A-Car)」が完成し、現在レンタカー会社10社が営業しています。

5.路線バス

オアフ島内の公共交通機関「The Bus」。20番バスが、空港、ダウンタウン、アラモアナ・センターを通り、ワイキキへと走っています。スーツケースの持ち込みは不可で、荷物は自分の膝の上か、足元に置けるサイズ(55㎝x35㎝x22㎝以下)となります。

乗り場: 2階 6車線の道路の中央部分がバス停となっています。

料金: 片道 大人(17歳以上)$2.75 (2022年7月1日より大人$3)

乗車時間: 約1時間 20分~30分毎に運行

最後にもう一度、案内板をチェック

ハワイは1年を通して人気の観光地のため、ご予約はお早めに。空港到着後にスムーズに移動できれば、気分よく一日をスタートできそうですね。

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ABOUT WRITER
さゆり ロバーツ

東京生まれ。英会話講師を経て、2006年より「ワイキキ・ダウンタウン歴史街道ツアー」の主宰者、および、ハワイ州観光局公認講師として、ツアーや講演活動等を行う。テレビやラジオ、雑誌等、メディア出演多数。趣味は旅行とカフェ巡り。