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最新コラム

第42回 : update
グリーンカード保持者との結婚について

バックナンバー

第1回 : 
米国市民との結婚:グリーンカードのプロセス
第2回 : 
条件付き永住権と10年のグリーンカードの申請プロセス
第3回 : 
離婚による家族ベースのグリーンカードの自己請願
第4回 : 
ドメスティック•バイオレンスの被害者! VAWAプロセスによる家族ベースのグリーンカードの自己請願
第5回 : 
逮捕歴とグリーンカード更新への影響
第6回 : 
F-1学生ビザOPTの研修中にH-1Bの申請
第7回 : 
L-1ビザからのEB-1グリーンカード取得
第8回 : 
J-1ビザの問題について
第9回 : 
DUI飲酒運転と永住権申請の問題
第10回 : 
EB-5投資グリーンカード
第11回 : 
逮捕歴と強制退去
第12回 : 
LビザとEビザの違い
第13回 : 
アメリカ永住権 (グリーンカード) 抽選プログラムについて
第14回 : 
エンターテイナー / アーティスト・ビザ
第15回 : 
米国でのオーバーステイについて知っておくべきこと!
第16回 : 
「F-1ビザ」 「OPT」 「プラクティカル・トレーニング・ビザ」 について
第17回 : 
子供ための永住権申請と、養子をアメリカに連れてくる方法
第18回 : 
「Uビザ」 重大犯罪の被害者のためのビザ
第19回 : 
帰化と米国市民権について
第20回 : 
過去の不法滞在を理由とする入国拒否の条件付き免責
第21回 : 
DV2016 (永住権抽選) 応募開始
第22回 : 
CPTとOPT(アメリカの学生のための労働許可)の違いとは?
第23回 : 
President's Executive Action
第24回 : 
2016年度のH1-Bビザ申請:1月から準備を開始しましょう!
第25回 : 
健康診断と予防接種の記録
第26回 : 
H-4配偶者ビザ
第27回 : 
生体情報収集(バイオメトリックス)とは?
第28回 : 
「パロール・イン・プレイス」アメリカ軍人の移民家族のための特別措置について
第29回 : 
DV2017(永住権抽選)応募開始
第30回 : 
K1フィアンセビザ(婚約者ビザ)
第31回 : 
離婚によるグリーンカード自己請願
第32回 : 
学生ビザのグレースピリオド(帰国猶予期間)
第33回 : 
アメリカ国外で出産した子供
第34回 : 
米国移民国籍法第214条(b)項に基づくビザ不許可
第35回 : 
非移民ビザ保持者の労働条件の変更
第36回 : 
EB3 永住権申請について
第37回 : 
事前に要確認!E-2ビザ申請の要件を満たさないビジネス事業買収
第38回 : 
DV 2018(永住権抽選)応募開始
第39回 : 
”偉大なアメリカを取り戻す” 次期大統領トランプの移民法改正案
第40回 : 
国籍の選択
第41回 : 
トランプの議会演説 ~気になる移民制度改革についての表明~
第42回 : 
グリーンカード保持者との結婚について

Immigration 101 先生教えて!移民法教室

移民法専門の弁護士ミチコ・ノーウイッキがハワイで暮らすお手伝い!!移民法についての気になるトピックスや最新情報をお届けします。

2017年 4月 14日更新

第42回 : グリーンカード保持者との結婚について

クライアントさんから「グリーンカード保持者と結婚すれば、すぐにアメリカに住めて、自由に仕事をすることができるのか」というお問合せをいただくことがあります。誤解されやすいことですが、グリーンカード保持者との結婚により得られるさまざまな権利を取得できるまでは、長い道のりがあります。というのも、グリーンカード保持者の外国人配偶者によるグリーンカード申請の優先順位が「優先親族」と呼ばれるカテゴリーに分類されるためです。

優先親族のカテゴリーについて

「優先親族」のカテゴリーは、年間で許可されるグリーンカードの数、および各国ごとに発行されるグリーンカードの数に制限があります。つまり、グリーンカードおよび労働許可書を申請する資格を得るまでに長い待ち時間が発生することになります。申請者の出身国にもよりますが、長くなると4年から5年の待ち時間となります。現在のペースですと、日本出身の方がグリーンカード保持者と結婚した場合、申請からグリーンカード発行までの待ち時間は約2年ほどとなっております。しかし、待ち時間は申請数によって常に変わります。待ち時間は、「Priority Date」と呼ばれる優先日によって決まります。優先日は、グリーンカード申請を行った際に振り当てられますが、いつ申請を提出した方たちが現在グリーンカードの発行にいたっているのかを確認するために使われるものです。これは、毎月国務省より発行されるビザブリテンで確認することができます。(→こちらから確認

この優先日が「Current」になり(つまり、待ち時間を終え優先日の順番が回ってくる)グリーンカード申請の必要書類を提出してから、ようやくアメリカに居住したり仕事に就く権利が与えられます。明確なタイミングや手続きについては、申請者の出身国や現在住んでいる場所によります。

現在アメリカ国外に住んでいる場合

優先日が「Current」になったら、グリーンカードの申請書を管轄のアメリカ大使館・領事館に提出します。申請が処理され、アメリカに入国することが許可されれば、アメリカに住む権利や働く権利が与えられます。実際のグリーンカードは、アメリカへ入国してから数週間後に郵送されます。それまではパスポートに押されるスタンプが、グリーンカード保持者としての証拠となります。

現在アメリカ国内に住んでいる場合

手続きは少し複雑になります。最も重要なポイントは、許可されたI-130、および優先日が与えられただけでは、アメリカに居住する権利がないという点です。もし現在アメリカに不法で滞在しているならば、そのままアメリカに滞在し、ステータス変更が可能かどうか検討します。しかしながら、大抵の場合、ステータス変更を申請することができないでしょう。ステータス変更をするには、1998年1月14日までにI-130請願書を提出している、もしくは2000年12月21日の時点でアメリカに滞在しており、2001年4月30日までにI-130請願書を提出した場合のみに限られています。

もしステータス変更をすることができない場合は、優先日の順番が回ってきた際に、アメリカ国外の大使館・領事館でグリーンカードの申請を行います。しかし、過去の不法滞在を理由にアメリカへの入国を拒否されるリスクがありますので、不法滞在をしたことがある方は、移民法弁護士とご相談したほうが良いでしょう。

グリーンカード保持者との結婚を通してのグリーンカード申請は、決して迅速なプロセスとは言えません。長い待ち時間を避けるためにも、もし配偶者となるグリーンカード保持者が市民権の申請をすることができるならば、まず配偶者が市民権を取得することもひとつの手です。市民権を取得すれば、アメリカ市民との結婚を通してのグリーンカード申請となるため、待ち時間や優先日もありませんし、許可されるグリーンカードの数にも制限はありません。

お断り : 本コラムは顧客からの質問を一般的なケースに書き換えたものであり、読者様への情報提供を目的としたものです。特定事実における法的アドバイスが必要な方は、専門家にご相談ください。

2017年 4月 14日更新

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Lead AttorneyMichiko Grace Nowicki(アイナ法律事務所)

アイナ法律事務所 ('Aina Law Office) のミチコ・グレース・ノーウィッキはハワイ州の弁護士。現在ハワイ州で数少ない日英バイリンガル弁護士として移民法を専門として事務所を構え活躍中。

アラバマ州の高校卒業後ハワイに移り、その後仕事の為15年間日本に在住。1997年再びハワイに戻り、現在移民法専門の弁護士として企業から個人のあらゆるケースに対応、そして家庭内暴力の被害者の弁護人としても強い地位を固めつつ日々奮闘中。

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