ローカル食材と家族への想いが詰まったエヴァエリアのアイスクリーム店

ハワイ・オアフ島の西部、エヴァエリアにひっそりと佇むアイスクリームショップ「セージ・クリーマリー」は、地元の食材やクオリティにこだわったアイスクリームを提供しています。

亡き兄に捧ぐ、想いの詰まったブランド名

お店に飾られたダニエルさんのイラスト

店名の「Sage」は、オーナーであるザックさんの兄・ダニエルさんにちなんだもの。2018年に亡くなった彼の思いを受け継ぎ、「もし彼が事業を始めていたら…」という想いも込めて立ち上げられたのがセージ・クリーマリーです。「Sage」という言葉には“賢者”の意味もあり、彼の残した日記やメッセージからも、その名にふさわしい深い思索が感じられたとザックさんは語ります。

地元産の食材を使用し、安定剤不使用のプレミアムアイスクリーム

オーナーのザックさん夫妻

2020年のパンデミック時に自宅での製造・配達からスタートし、ファーマーズマーケットやアイスクリームトラックで人気を拡大。2024年にオープンしたこの店舗では、オーガニックの乳製品を使用したアイスクリームを店内で手作りしています。

店内には注文カウンターがあり、外にはテーブルと椅子が設置されている

ハワイでは珍しく安定剤などの添加物は一切使用せず、自然な味わいと滑らかな食感を大切にしたアイスクリーム作りをしているセージ・クリーマリー。オーナーの奥様は、アイスクリームが甘くなりすぎないよう、常に甘みを調整しているそう。彼女の味覚のフィルターを通すことで、ちょうどよい甘さとコクのある美味しさが共存した唯一無二のアイスクリームが誕生するのです。

仕入先の場所を記したマップがお店の壁に

セージ・クリーマリーでは、素材は可能な限り地元ハワイ産を使用。ノースショアのバニラビーンズ、カイルアの「マノア・チョコレート」のチョコレート、「チャット・コーヒー・ロースターズ」のコーヒー、マカハ産のマンゴー、「コハナ・ラム」のラム酒など、生産者とのつながりを大切にした仕入れが特徴です。

オアフ内のグルメアイテムも販売

店内では、素材の仕入先であるお店のチョコレートやコーヒーなども販売しているので、ちょっとしたショッピングも楽しめます。

シグネチャー+期間限定フレーバーがラインナップ

ユニークな味わいの自家製アイスクリーム

シグネチャーフレーバーは常時約6種類あり、さらに季節限定フレーバーも毎月登場。人気のシグネチャーフレーバーには、次のようなものがあります。

シングルスクープは$6、ダブルは$9

ウベ・クリンクルクッキー:鮮やかな色合いの紫芋 「ウベ」を使ったクリーミーな味わいが魅力。芋感もしっかり感じられます。

マンゴー・スティッキーライス:ココナッツとパンダンを合わせた、アジアのスイーツを思わせるフレーバー。

クッキー&クリーム:アイスクリームにクッキーを練り込み、塊も入ったクッキー感がダブルで楽しめる贅沢な一品。

このほか、ハワイの伝統的な食べ物のクロロを使ったフレーバーなど、ほかにはない個性的なアイスクリームがあるのも特徴です。

毎月変わる期間限定フレーバーは要チェック

期間限定のアイスクリームは、ストロベリー抹茶やカラマンシー・ドリームシクルなど、季節のフルーツを取り入れた独創的なフレーバーが人気です。持ち帰り用のボックス入りのアイスクリーム($14)もあり、常時10種類のフレーバーがそろっています。

「ストロベリー抹茶のシングルスクープ」($6)

撮影時にはストロベリー抹茶があり、試食してみたところストロベリーと抹茶の配合が絶妙で、両方の特徴的な味わいが見事に融合していて驚き!

アフォガートや抹茶ラテといったドリンクも好評

「アフォガート」($9)

アイスだけでなく、店内では地元ロースターの豆を使ったコーヒーや抹茶ラテも提供。ノースショア産バニラを使用したバニラアイスにエスプレッソをかけた「アフォガート」は、リピーターの多い隠れた人気メニューです。

ワイキキ周辺で購入できるセージ・クリーマリーのアイスクリーム

ボックス入りのアイスクリームはワイキキ近くでも購入OK

エヴァまで行く時間がない方は、モンサラット通りにあるスコーンやプレートランチで有名な「ダイヤモンドヘッド・マーケット&グリル」へ。ボックス入りアイスクリームの一部のフレーバーが購入できます。

西オアフへ遊びに行く時はエヴァに立ち寄って、ここでしか味わえないアイスクリームを堪能しながらカフェタイムをお楽しみください!